最近高野川や鴨川で、コチドリ(チドリ科)をちょくちょく見かけます。
コチドリは夏鳥です。3月くらいに京都の川の河原にやってきて繁殖をしているようです。繁殖期は3月~7月くらいです。
高野川や鴨川は、コチドリの繁殖に適した河原があります。先斗町のシンボルもチドリですね。
コチドリは全長16㎝。スズメよりほんの少し大きいくらいです。日本で見られるチドリ類の中で一番小さいみたいです。
・関連リンク:コチドリ|日本の鳥百科|サントリーの愛鳥活動 (suntory.co.jp)
また今年もコチドリに会えて僕は嬉しいです。帰って来てくれたんですね。一方、コチドリや一年中いるイカルチドリにとって、高野川や鴨川の河原は「危険」がたくさんあるようです。川の増水による河原の消失。人やペットの侵入による卵の破壊など。
無事繁殖をして欲しいと僕はいつもコチドリやイカルチドリを見る度心の中で願っています。
Ces derniers jours, je vois souvent des Petit Gravelot sur un banc de sable dans la rivière Takano et dans la rivière Kamo. Cet oiseau est migrateur. Il semble qu’ils rentrent à Kyoto (non seulement à Kyoto mais aussi presque dans tout le Japon) pour la reproduction.




こちらはイカルチドリです↓↓↓最近撮った写真です。コチドリより大きいです。目の周りの黄色いアイドリングが薄く、嘴が長く、尾羽が風切羽から出ているなどの点でコチドリと区別できるようです。ただ、夏羽と冬羽では羽の色などが異なるし、コチドリとイカルチドリを即座に見分けるためには少し観察経験がいりそうです。

【コチドリの繁殖】
En ce moment, pour le Petit Gravelot et le Pluvier à long bec qui vivent sur la rivière Takano et Kamo, c’est la période de la reproduction. Ils pondent et couvent des œufs et élèvent leurs oisillons sur le banc de sable de la rivière. Cette période dure du mois de mars au mois de juillet. Pendant cette période, il semble que comme des personnes et leur animal(aux) de compagnie marchent sur les bancs de sable, des œufs et des oisillons de ces oiseaux risquent d’être écrasés par eux. C’est parce que leurs oisillons et leurs œufs ressemblent aux cailloux par l’homochromie. En réalité, il paraît que le nombre de ces oiseaux a diminué à cause de cela (il y a également d’autres causes concernant la diminution de ces oiseaux, le Petit Gravelot et le Pluvier à long bec qui vivent sur la rivière Takano et celle Kamo à Kyoto).
Je veux dire ” Faites attention ! Et veuillez ne pas entrer dans les bancs de la rivière pendant leur saison des amours (du mars au juillet) !! “.
日本では3月~7月に、1回につき3~4個の卵を産み、雌雄交代で抱卵(卵を温めること)するのだそうです。そして24~25日後に孵化するそうです。
卵が川石そっくりなので、人やペットが気付かず踏んでしまうこともあるようです。
産卵期には河原に入らないほうがよさそうです!
昔は、鴨川や高野川には多くの「チドリたち」がいたそうです。種類としては、コチドリ(夏鳥)とイカルチドリ(留鳥:1年中同じ場所で暮らす鳥)ですね。
でも今はだいぶ数が減ってしまったようです。原因としては、川の増水による巣の沈没、天敵(カラスなど)の存在、そして人やペットが河原に入り、知らずに卵やヒナを踏んづけてしまうことにあるようです。
卵やヒナは保護色で、見た目は川石そっくりです。カラスなどの天敵から身を守るのには役に立ちそうです。
でも「卵やヒナを人やペットに踏んづけられてしまう」ことは、チドリたちにとっては想定外の出来事だったと思います。
行政や日本野鳥の会京都支部が中心になって、チドリの繁殖期には河原や中州に立ち入らないよう呼び掛けているようです。
チドリの繁殖期は3月から7月です。その期間だけは、鴨川、高野川の河原や中州に入らないようにしていただけないでしょうか?
なぜなら、卵やヒナを知らずに踏んでしまう恐れがあるからです!!
以前、河川を管理している「京都府土木事務所」へ専門家から「チドリたちを保護するための提言」があったようです。
「京都府土木事務所」は、その提言を受け、「河原の草刈りは、8月から9月中とする。また(10月に飛来するカモ類のエサや巣のため)50㎝は残して草を刈る。」と答えています。
このように行政は、チドリたちの保護のため、河原の草刈りの時期を繁殖期が終わった後にしています。
しかし、行政が動くだけでは不十分だと思います。
私たちのほんの少しの心がけでチドリたちを守ることができると思います。

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