鴨川の南の方、国道1号線が交わる当たりに黄色いきれいなお花が咲いていました。
「セイヨウヒキヨモギ(ハマウツボ科)」です。
セイヨウヒキヨモギはヨーロッパから来た帰化植物です。
1973年に千葉県で初めて発見された比較的新しい帰化植物です。
名前には「ヨモギ」とついていますが、ヨモギの仲間(キク科)ではありません。葉がヨモギに似ていることからこの名前がついたようです。
そして「半寄生」の植物です。
「半寄生」というのは、自分とは違う植物の根に自分の根を入れ、栄養をちゃっかり横取りすると同時に、自分自身でも光合成をして栄養を取るという、すごい直物です。
何だか植物界で「最強」のにおいがする植物だと思いました。
人間で言うと、お金を持っている「ヒモ」みたいな人でしょうか?でも一般的にお金を持っていたら「ヒモ」になる必要はないとは思いますが・・・。
大ヒットした韓国映画「パラサイト」に登場する金持ちの家にしれーと入り込んだ家族をも思いました。「パラサイト」は和訳で「寄生生物」ですよね♬
セイヨウヒキヨモギは直立するのが特徴です。礼儀正しそうです。しかし、ちゃっかり他の植物の栄養も取っちゃたりしています。人(植物!?)は見かけによらないのですかね・・・。
似たような種類で在来種の「ヒキヨモギ」があります。この「ヒキヨモギ」は数が少なくなっています。いろんな県で「絶滅危惧種」に指定されているようです。僕はまだ見たことがありません。
一説には「セイヨウヒキヨモギ」と「ヒキヨモギ」は生育環境が似ているので、「ヒキヨモギ」の減少原因が「セイヨウヒキヨモギ」の勢力拡大にあるという見方があるみたいです。
花や茎、葉はねちゃねちゃしています。なんででしょうかね?
「ねちゃねちゃ系」の植物はハエなどの虫をおびき寄せて花粉を媒介さすイメージが僕にはあります。
この植物の「ねちゃねちゃ」の意味は調べましたが、よくわかりませんでした。でもきっと意味があるのだと思います。生存するために何か必要なのだと思います。ご存じの方は教えてください!
鴨川でもまだ一部にしか生えていないように見えます。高野川ではまだ見たことがありません。
しかし、ここ数年したら、もっと広範囲で見られるようになるのでしょうか?
可能性は十分あると思います。
鴨川にて。
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