今、哲学の道ではゲンジボタル(ホタル科)が飛び交っています。
昨日、夜8時過ぎに行ったら多くの人がホタルを見に来ていました。
京都の中でも「哲学の道」はホタルがたくさんいるところで有名です。
今年は例年より一週間ほど早く、5月13日ころから飛び始めたようです。例年、5月下旬から6月上旬ころ飛びます。成虫の期間が2,3週間らしいので、今年は見れてもあと一週間くらいでしょうか?
「哲学の道」で、ホタルたちは自生しているようです。
人工飼育をして自然に放つ取り組みをよく耳にしますが、ここ「哲学の道」では元々野生にいるホタルが毎年繁殖を繰り返しているようです。
それだけホタルにとっていい環境だということなのでしょうね。
今朝早く「哲学の道」に行くと、昨晩いたところに「ゲンジボタル」がまだ留まっていました。
明るいところでもよく見ると、光っていました↓↓↓ 昼夜問わず光ってそうですね。
実は、ホタルって、卵、幼虫、蛹、成虫どれも光るのだそうです。
僕は一度光っている「ホタルの幼虫」を見たことがあります。とてもきれいで感動しました!
成虫が光るのは、結婚相手を探すためだそうです。ホタルは天敵に狙われないように夜活動をします。暗闇で相手に気づいてもらうために光るのですね。
でも、卵や幼虫、蛹がなぜ光るのかはまだはっきりわかっていないのだそうです。敵に警告しているのかもしれませんね。
「哲学の道」に沿って「琵琶湖疎水」が流れています。そこにホタルが生育しています。ゲンジボタルだけでなく、ヘイケボタルもいるそうです(ヘイケボタルはゲンジボタルの後に出現するみたいです)。
「哲学の道」にホタルが生育する理由は、1. 幼虫のエサになるカワニナ(巻貝)がいること 2. 大雨でも増水しないこと(琵琶湖疎水は運河のため水量は管理され、いつも一定、水質もきれい)3.幼虫が隠れることができるコケも生えているなど自然環境が保たれている ことなどがあります。
よく、きれいな水の象徴として「ホタル」は取り上げられます。
ホタルのたくさんいる「哲学の道」は本当に自然環境がいいところなのですね。自宅のすぐそばに「ホタル」が見れる場所があるのが嬉しいです♪
今年の春の桜並木もとても美しかったです!「哲学の道の桜」の記事はこちら(哲学の道の「歴史」もわかりやすく説明しています)→
・哲学の道のサクラ1 満開に近づいています! | Taketoの京都ブログ Ma vie à Kyoto (kyoto-taketo.com)
・哲学の道のサクラ2 満開です! 名物、花筏も美しかったです! | Taketoの京都ブログ Ma vie à Kyoto (kyoto-taketo.com)
「京都」という町は、豊かな自然いっぱい、歴史いっぱい、おいしいものいっぱい、遊ぶところいっぱいなステキな町だと思います。
これからもこのブログで、そんな「京都」の魅力をいっぱい伝えていきたいと思います。
哲学の道にて。
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私が子どもの頃は家の前の道路を渡るとすぐ田んぼで夏にはたくさんの蛍が飛んでいました。何匹が捕まえてきた蛍を寝床の蚊帳の中に入れて光を楽しみました。私が寝た後に親が逃してくれていたようです。夜に田んぼに向かって線香花火なんかもしました。なんだか田んぼと花火の懐かしい匂いまで思い出しました。
郁子さん 素敵な思い出をお話いただきありがとうございます。僕も気持ちがほっこりしました。山形のご実家では今もホタルが見れるのでしょうか?