今朝の京都は晴れました。いつも歩く高野川の散歩道の写真↓です。静かで、さわやかで、昇る太陽が温かくとても気持ちのいい朝でした。
カワセミがちょこんととまっていました。
もう美しくてたまりません!背中の水色が鮮やかです!
宝石のヒスイはこのカワセミの羽の色から来ているそうです。「翡翠」と漢字で書いたら「ヒスイ」と「カワセミ」の両方の読み方があるのです。
高野川では時々カワセミをみかけます。居ついているみたいです。
ただ、見かけても高速で飛んでいたり、とまってるのを見ても遠くにいたりで、今日のようにこんな至近距離(3mくらい)で出会うのははじめてでした!
歩いていたら「そこ」にちょこんととまっていました。まさか!って思いました。心が躍りました!
デジカメのシャッターを切る手が若干震えました。あまりにも美しかったのでドキドキしました。その分、若干ピンボケになってしまいました。手振れ補正も作動はしませんでした。その写真が上の写真↑です。
くちばしの下側(下嘴:かし)が黒くみえるのでオスのようです(メスは赤い)。
特に2~3月の繁殖期にはつがいでみかけることも多いそうです(散歩ですれ違った人が言っていました)。
日本ではどこでも見れる鳥です。しかし、高度成長期(1950年代~70年代)では町中では見られなくなりました。カワセミの住む川が生活や工場用水で汚れてしまったり、川の土手がコンクリートで補強されてしまったからです。カワセミは土手に横穴を掘って巣をつくるのです。公害問題もその頃はひどかったのではないでしょうか?
最近では水質改善(自然や公害に対する意識の変化)、カワセミ営巣ブロック(カワセミが巣をつくりやすくするため穴のあいた護岸用ブロック)の開発、設置などにより、再びカワセミが見れる川も多くなっているようです。
人間活動の小さな命たちに与える影響はとても大きいのではないでしょうか?
今のコロナの世の中、その人間活動を縮小せざるえない状況が皮肉にも自然の命をよみがえらせることに役に立っていることもあるようです。
インドからは見えなかったヒマラヤ山脈が大気汚染が減り空気が澄み、見えるようになった(昔のように)ニュースは記憶に新しいのではないでしょうか?
全ての命は大切。僕の命、あなたの命、カワセミの命、どれも同じ命。
京都・高野川・高野橋付近にて。
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