今朝、京都・高野川を散歩してたら「オオサンショウウオ(オオサンショウウオ科)」を見つけました!
僕は、野生のオオサンショウウオを見るのは初めてでした!とても嬉しかったです!!

大きさは約80cmくらいありました。大きかったです。
一匹(一頭?)、川の中をゆっくり歩いていました。
同じようにこのオオサンショウウオを見ていた男性によると、数日前もこのあたりで見かけたそうです。
おそらく数日前の雨で、川が増水した時、上流から流れて来たように思います。

オオサンショウウオは「特別天然記念物」に指定されています。「特別天然記念物」とは、「天然記念物」の中でも、とりわけ貴重な生き物や鉱物、自然エリア(天然保護区域)を指します。
特別天然記念物は法律で保護されています。勝手に捕獲したり、殺生したら罰せられます。
ですので、仮に、道路とか市街地で見つけた場合、警察に連絡、保護をお願いしないといけません。勝手に触れることも禁じられているからです。
僕は、このオオサンショウウオを見つけた時、「オオサンショウウオを見つけたら警察へ」という頭があったので、すぐに警察に電話しました。しかし、「川の中にいるものは、そのままにしておいてください。」とのことでした。自然の中にいる限りは、自然に任せて下さいとのことでした。
僕は少し興奮して慌ててしまったようです。でも初めて野生で見たので、無理もないですね♬
警察に電話した時、まず「事件ですか?事故ですか?」と聞かれました。警察に電話したら必ず最初にこう聞かれると思います。でも、「事件でも、事故でもない」ので、一瞬返答に困りました・・・。

1952年に特別天然記念物に指定されるまでは、貴重なたんぱく源として食用にしていた地域も多かったようです。
また、食用として人為的に輸入された「チュウゴクオオサンショウウオ」が野生化して問題になっています。
それは、元々鴨川や高野川に住んでいた「オオサンショウウオ」と野生化した「チュウゴクオオサンショウウオ」との交雑が進み、純血の「オオサンショウウオ」が絶滅してしまったというのです(確定ではないようですが、その可能性が大きいとのことです)。
外来種と在来種が交雑して、在来種の数が減る(絶滅)することを「遺伝子攪乱」または「遺伝子汚染」といいます。
オオサンショウウオに限らず、いろんな種類の生き物で、この「遺伝子汚染」が問題になっているようです。
ただ、オオサンショウウオの場合、単純に「チュウゴクオオサンショウウオ」を駆除してたらいいというわけにはいかないようです。というのは、チュウゴクサンショウウオも「ワシントン条約」などで保護されている貴重な生き物だからです。


貴重な「オオサンショウウオ」がいつまでも住み続ける川であってほしいと思いました。
ちなみにオオサンショウウオは結構長生きするそうです。野生化でも10年以上、飼育化では51年生きたという記録があるそうです。

高野川にて。
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