今日11月4日は、旧暦の10月の亥の月、亥の日(いのひ)にあたります。この日の亥の刻(21時~23時)に食べられる伝統の和菓子があります。
伝統では1年のうちの2時間のうちしか食べられない感じですが、今は、11月初旬に食べる秋の和菓子として知られています。
それは「亥の子餅」です ↓。
もともとは宮中行事で天皇に仕える者たちに配っていたそうです。その歴史は9世紀半ばまでさかのぼるそうです。
形がイノシシの子(うり坊)に似ているので「亥の子餅」という名前だそうです。表面の一筋の焼き目がうり坊の背中の模様に似ていますね。
多産なイノシシにちなみ「子孫繁栄」と「無病息災」を願って食べられました。
日本での起源が京都の皇居にあるみたいです。いちおう「亥の子餅」は「京菓子」と紹介されることも多いみたいです。
しかし、「亥の子餅」は全国、特に西日本で広く食べられる秋の和菓子のようです。
特に、決まった材料、色、形はないそうです。
今日は京都の和菓子屋「亀屋良長」で「亥の子餅」をいただきました。
味は中に入ったこしあんの上品な甘さとゴマの風味がおいしく、やわらかいお餅が口の中でとろけました。
「亀屋良長」は1803年に創業されました。今は、和菓子作り体験、洋菓子と和菓子のコラボ菓子、体にやさしい和菓子など、新しい和菓子屋さんを提案しつづけています。
京の名水「醒ヶ井水」L’eau de puits que l’on utlise pour faire les gâteaux. C’est de l’eau de qualité
京都の名水のひとつ「醒ヶ井水」を使ってお菓子作りをしています。
実は、この「亀屋良長」は僕の祖母の実家なんです。今の社長さんは僕のはとこにあたる方なんです。
四条油小路にあります。お近くに来られた時は是非一度お立ち寄りいただければ幸いです。
京都にて。
【亀屋良長】
HP : https://kameya-yoshinaga.com/
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