高野川を散歩中、センダン(センダン科)の花が咲きだしているのを見つけました。
薄紫のお花は華奢(きゃしゃ)で可憐だなあと思いました。花の形は美しいと思いました。
甘いバニラのような匂いもしました。アゲハチョウもこの匂いに寄ってくるみたいです。
センダンは昔から日本にある身近な植物のようです。
古くは万葉集(成立年未詳。奈良時代末期に成立したと見られる)や枕草子(1000年ころ成立。清少納言著)に登場するそうです。
暖かい気候を好み、日本では関東以南で見られるみたいです。
実をすりつぶして、あかぎれやしもやけの手当にも使ったそうです。
僕がよく散歩する京都・高野川沿いにもたくさん生えています。
秋になる実が、ジブチ共和国(青年海外協力隊で行っていました)で見た「ニーム」にそっくりなので、この「センダン」は「ニーム」だと思っていました。
調べてみると、「ニーム」の和名は「インドセンダン」で、高野川のは「センダン」でした。種類が違いました。
余談ですが、ニームは「奇跡の木」と呼ばれているみたいです。実をすりつぶして、農薬の代わりになるのです。害虫を寄せ付けない効果が期待できます。また土壌改良にいいそうです。
実際、青年海外協力隊としてジブチに野菜隊員として赴任していた時、自然農薬として「ニーム」を使った経験があります。当時の報告書を読み返したら一定の効果が得られたと書いていました。もう15年くらい前のことなので、記憶があいまいになっていました。当時の報告書を読むとその時あった出来事が今によみがえるようでした。なつかしい思い出です。
今もSNSを通して、ジブチで一緒に働いたジブチ人の同僚と時々メッセージを交わします。今も変わらず付き合ってくれる同僚のことが大好きです。
この人生で、もう一度、ジブチに行けたらいいな~って思っています。
ちなみに、香木の栴檀(せんだん)はインドネシア原産のビャクダンのことを指します。今日紹介している「センダン」ではありません。
【花言葉・誕生花】Langage des fleurs et Anniversaire des fleurs
「意見の相違」: Différence d’opinions。
6月14日 : le 14 juin.
今ごろがちょうど花盛りの「センダン」。皆さんのお近くにもありましたら、花の匂いも嗅いでみてください。しかし、高くなる木なので、花が上の方についていて、匂えないかもしれませんが…。
高野川にて。
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