今日はいい天気の京都です。とても温かい陽気でした。
平等院の藤が見頃と聞いて行ってきました。
平等院は1052年、藤原頼通が父道長の別荘をお寺にし、創建されました。
「藤原家」は平安中期、藤原道長(966‐1027)、頼通(よりみち 992‐1074 :平等院を建立した人)親子の時代に栄華を極め、天皇に仕えながらも関白や摂政として権力を我が物にしていました。娘や孫娘たちを天皇に嫁がせ、天皇の親戚になり権力を確固たるものとしていました。
「藤原家」の子孫は現在も活躍されています。ほんの少しだけ詳しく書いたブログ記事があります。よかったらご参照下さい→近衛のシダレザクラ 京都御苑の名物桜2 | Taketoの京都ブログ Ma vie à Kyoto (kyoto-taketo.com)
平等院の藤はその長く垂れさがる花房の様より「砂ずりの藤」と呼ばれています。
樹齢は約270年から300年と言われています。
4本の株から垂れ下がる約20000の房の紫の花たちは圧巻でした♬
【花言葉】
「優しさ」「歓迎」特に紫の藤は「君の愛に酔う」です。
平等院のご住職が藤についてこうおっしゃられています。
「天と地をつなぐ枝は真の愛を求める我々にぴったりです」。
この世の中、人とのつながりがコロナなどにより切れてしまっています。僕の仕事のガイド業で言えば、海外からのお客様をお迎えすることができません。平等院の「藤」を見て、「人とつながることの大切さ」を思い、また再び「みんな」とつながることのできる世の中になって欲しいと願います。マスクなしのみんなの微笑む口元が見てみたいです。
余談ですが、よく行く近所のスーパーの店員さんたち、もちろん皆さんマスクをしています。コロナ前からいる店員さんの口元は何んとなしにでも覚えています。しかし、コロナ以降来られた新しい店員さんたちの口元をまだ見たことがありません。実はえらいべっぴんさんがレジを打たれているのですが、まだ彼女の素顔を見たことがありません。彼女の「素顔」を見れる日が早く来てほしいです。
平等院の藤はゴールデンウィーク前に、全ての房を切ってしまうそうです。来年また房を出させるためだそうです。
今年は、開花が例年より早かったとのこと。例年なら「ゴールデンウィーク」に藤の満開が来ていました。
今年は、ここの藤をはじめ、どの花も咲くのが早いようですね。
宇治・平等院にて。
【平等院】
アクセス、拝観時間、拝観料などの情報は、平等院のホームページをご覧ください→拝観案内 | 世界遺産平等院 (byodoin.or.jp)
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