皆様、新年明けましておめでとうございます!
今年は蛇年ですね。京都では「蛇」にまつわる寺社仏閣がいくつかあるようです。
そのうちの一つが出町妙音堂(でまちみょうおんどう)です。「出町の弁天さん」と地元の人に親しまれています。弁財天がご本尊のお堂です(現在は相国寺の飛び地塔頭である禅寺です)。
弁財天の使者、または弁財天の化身と言われているのが、「蛇」なんですね。お堂には「蛇」がたくさんいます。「蛇」は再生や復活の象徴、金運の象徴ともいわれています。
僕は2025年は、新しい自分で生きていきます!
Bonne année 2025 !
Cet année, c’est l’année du serpent. A Kyoto, il y a plusieurs endroits sacrés liés au serpent. Je vous en présente un, c’est Demachi myôondô. C’est un temple bouddhiste mais aussi on croit le shintoïsme en même temps là. C’est le syncrétisme bouddhiste-shintoïste.
Le serpent est considéré comme messager de Benzaiten, originaire de la déesse indienne . On dit que cette divinité, Benzaiten apporte le progrès des arts, de la musique (de l’instrement de musique), la fortune, la longévité par exemple.
Et puis, le serpent est un symbole de la renaissance et la résurrection et de la fortune.
Je veux vivre avec le soi nouveau cette année. Quelles sont vos souhaits pour cette année ?
奉納された蛇の絵。
お堂正面。
お堂内部。
お堂の奥には2匹の蛇の像が祀られています。宝珠(意のままに願いを叶えてくれる宝の玉)と巻物(知恵の象徴)をそれぞれ口にくわえています。
御本尊の「妙音弁財天画像」のレプリカも置いてあります。本物は今、相国寺の美術館にあるそうです。なんとこの絵、弘法大師(空海)が描いたらしいです。
出町妙音堂はお寺ですが、入り口には鳥居があります。神仏習合を体感できる場所だと思います。
6世紀に日本にとって新しい宗教、仏教が伝来した時、日本人は仏教をどう取り入れようか考えました。そして、神道の神様を仏教の守護神として祀るようなりました。それが神仏習合の始まりだそうです。
新しい物、役に立ちそうなもの、幸せをもたらしてくれそうなもの、何でも、日本人は自分の物として受け入れてきた歴史があるように思います。そして、新しい物を取り入れて今までになかったものを発明する、それは現在にも通じる日本人のお家芸だと思います。
懐の広さ、寛容さ、異物を排除しない精神は、日本人の良い所だと思います。ただ一方では、違うものは嫌う、皆一緒、横並びと、異質なものを受け入れない心も日本人にはあるように僕は思います。
みんなそれぞれ違います。誰一人同じ人はいません。「人と比べて落ち込む」、僕は今までよくそれをしました。そして生きづらさを感じてきました。でもね、違う人と、どう比べるの?比べようがないよね、と僕は最近気づきました。比べるなら過去の自分と比べたいものです。
みんな違って、みんないい。
出町妙音堂は面白い所です。魅力がたくさんあります。例えば、京都で一番凶を引く確率が多いといわれています。僕は去年おみくじを引いてみました。なんと大吉でした!とても嬉しかったです。
僕のお客さんも引きました。凶でした。お客さんはちょっとがっかりされていました。ただ、お堂の方曰く、凶を引いても心配ないと。凶はこの場所に置いていってもらっていいから、と言われていました。
【出町妙音堂】
今から800年ほど前に建立された。建立したのは、琵琶の家元である西園寺家。琵琶の上達を祈願したのがはじまりとされる。
以下のSNSをフォローする