京都・宇治川の河川敷へ、「ツバメのねぐら入り」を観察に行きました。
「ツバメのねぐら入り」とは、たくさんのツバメたちが、夜、「ねぐら(寝る場所)」である「ヨシ原」に集まってくることです。このねぐらのことを「集団ねぐら」と呼んでいます。
ヨシはイネ科の植物で、宇治川河川敷にたくさん生えています。そこをツバメたちが「ねぐら」にしているのです。
昼間、あちこちで活動していたツバメたちが、日没30分前くらいに、この「ヨシ原」に集まってきます。
宇治川に集まるツバメたちは約30 000羽といわれています。
宇治川では、「ツバメのねぐら入り」を7月下旬から8月上旬に見ることができるようです。
写真ではうまく撮れなかったのですが、下の写真↓↓↓に写っている黒い物体すべてが「ツバメ」です。
空にすごい数のツバメは飛んでいました。あまりの数の多さに感動しました!(といっても、隣にいたおっちゃんが、昔はもっと数がいたと言っていました。どうもツバメの数は年々減っているようです。)
【ツバメのねぐらマップ】
全国に「ツバメのねぐら入り」を観察できるところがあります。
日本野鳥の会が「ツバメのねぐらマップ」を無料で配布(郵送)しています。お申込みはこちら→日本野鳥の会 : 「ツバメのねぐらマップ」を配布中! (wbsj.org)
申し込んだら結構早くに送ってくれますよ♪
僕もそのマップを送ってもらいました。マップには、北は北海道、南は佐賀県まで、32か所の「ツバメのねぐら」が掲載されています。
例えば、東京では、多摩川の中流域、下流域に「ツバメのねぐら」があるみたいです。
【なぜツバメは集団ねぐらをつくるの?】
理由はよくわかっていないそうです。ツバメの天敵(ヘビ、タカ、カラスなど)から身を守るためという説や、ツバメ同士で、エサのたくさんとれる場所の情報を交換しているという説があるそうです。
集団ねぐらに集まるツバメたちは、子育てを終えた親ツバメや、巣立った子ツバメたちです。
秋に東南アジアの方へ渡って行く前、ツバメたちは集団ねぐらをつくるのです。
ツバメは渡り鳥です。春に日本へやって来て、子育てをします。
日本で生まれ育った子ツバメのうち、翌春に日本へ戻ってこれるのは、一割程度なのだそうです。天敵や片道数千キロも離れた東南アジアへの過酷な渡りで、命を落とす子ツバメがほとんどのようです。
【思うこと】
自然は厳しいといえばそれまでですが、それが「自然」なのだと思います。それは、全ての生き物が生きるために「バランス」をとっているのだと思います。無駄な命などありません。全ての命が、全ての命に関係しているのだと思います。
そのバランスを崩しているのが、「人間」なのだと思います。それでも、「人間」にどんなに生きる環境を崩されようが、他の全ての生き物は、生きています。そして生きていきます。だから、せめて、そっと見守るくらいの少しのやさしさを僕は持ちたいと思うのです。
Une photo claire sur la ” Rentrée d’hirondelles à leurs nids ” tirée par le site internet se presente (lien ci-dessous). Et pour informations, je met une vidéo sur la ” Rentrée d’hirondelles à leurs nids à Nara ” tirée par Youtube.
Photo : img_62829_3.jpg (4148×2765) (atpress.ne.jp)
宇治川河川敷にて。
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