新作フランス語落語をYoutubeにアップしました。
「鴨」というネタです。
実際、渡り鳥である「マガモ」が夏でも渡らずその場に居続けるケースがあります。
京都の暑い夏にも、鴨川などの川でそんなマガモたちを見ることできます。
そんなマガモは何を思って、夏でも居続けるのでしょうか?
話の日本語訳は動画の下にあります↓↓↓
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【「鴨」日本語訳】
京都の鴨川で、夏でも「マガモ」を見ることができます。
「マガモ」は渡り鳥です。秋に京都に来て、春に京都の暑さを避けるため、より涼しい国に渡っていきます。
しかし、中には、夏でも居続けるマガモもいるようです…。
ある夏の日、男がマガモに話しかけます。
男 こんにちは、マガモさん!
鴨 こんにちは!
男 なんでそこに居たいのですか?暑くないのですか?
鴨 京都の暑さにも慣れましたよ。むしろ気持ちがいいくらいです!
男 そうなんですか。じゃあもう寒い国に帰りたくはないですか?
鴨 いいえ、帰りたくはないですね。「鴨の寒さ」は嫌いです!
【ネタの解説】
フランス語の表現を使ったネタなので、ストレートに和訳したら、なんのことかわかりません。
そこで、少し解説しますね♬
フランス語で「とても寒いこと」を表す表現に「Il fait un froid de canard !」というのがあります。
直訳すると「鴨の寒さ」になります。鴨は寒い冬にでもお外で平気そうです。寒さには強い鳥なんでしょうね。でもそんな鴨が凍えるくらい、寒いこと、すなわち「とても寒いこと」を表す表現を「鴨の寒さ」とフランス語では呼ぶそうです。
暑さに慣れた鴨が寒い国の「鴨の寒さ」は嫌いだと、渡りをしない理由を言っています。
自分も「鴨」やん!とそういう鴨につっこみたくなります。
自分も鴨のくせして、「鴨」の寒さが嫌いと言っているあたりが、このネタの少しシュールで、面白いところです♪
写真↓↓↓は実際、数日前、鴨川で撮影したマガモのオスくんです♪
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