今日は夏至ですね。一年で一番日が長い日ですね。そんな夏至の日って、とにもかくにも、「パワーがみなぎる」日なのだそうです。そして、自分の魂とつながり、宇宙とつながり、より自分軸で生きていくために、ぐーんと加速していく日なのだそうです。
この夏至からは、今生きている、瞬間、瞬間が愛おしく、幸せに感じながら生きていけます。自分の人生を生きていけるようなります。そんな意識転換の日が、今日の夏至なのだそうです。
最高ですね!
そのパワーあふれる夏至に、僕は「大覚寺」に行ってきました。自宅からチャリで片道1時間くらいのところにある、真言宗のお寺です。
目的は、「ハンゲショウ(半夏生)」を見ることでした。夏至の今日にふさわしい植物は何かと思った時、「ハンゲショウ」だと思いました!
ハンゲショウはドクダミ科の植物です。夏至を過ぎるころ、細長い花(穂状花序)が出てきます。そして、その花の周りにある葉が「白化」します。白化とは言葉の通りですが、葉が白くなることです。「白化現象」と呼ばれています。
白くなった葉は「花弁」の役割をします。それは、虫をおびき寄せ、花粉を運んでもらうためだそうです。
面白いのが、果実ができるころには、白くなった葉は「緑色」に戻るのだそうです。
花の時期だけ葉が白くなって虫をおびき寄せるなんて、すごい植物ですね♬ 面白いです!
僕は今まで、ハンゲショウは、どの葉っぱも白くなるものだと思っていました。白くなる理由も深く考えたことはありませんでした。
でも今回、「ハンゲショウ」と向き合っていたら、面白いことがわかり、より「ハンゲショウ」を好きになりました!
「ハンゲショウ」は日当たりがよく、湿っているところを好んで生えます。
「水」と「ハンゲショウ」、絵になりますね♬ 美しい!
ハンゲショウの名前の由来は、二つあります。
一つ目は、季節を表す「七十二候」の一つ「半夏生(はんげしょうず)」の頃に花を咲かすことより来ている説。
二つ目は、葉が白くなり、「半分お化粧をしているように見える」ことから、「半化粧」とする説。
ちなみに季節の「半夏生」とは、夏至の日より11日目、(太陽の黄道が1oo°になる日)7月2日頃から7月7日の七夕ころの5日間を指します。
昔から農家では、この「半夏生」の前までに田植えを終えないといけない、と言われているそうです。遅れてしまったら、お米の収量が減るのだとか。そして、半夏生の5日間は、一仕事を終えた農家さんが体を休める期間なのだそうです。
「ハンゲショウ」は一部の地域では激減しているのだそうです。ハンゲショウが自生できる環境が減っているのが原因だそうです。
寂しい話です。
京都では「ハンゲショウ」を愛でることのできる、寺院のお庭がいくつかあります。建仁寺塔頭・両足院、等持院、龍安寺などが有名です。「ハンゲショウ」の見れるお寺はこちら→半夏生(ハンゲショウ) | 花ごよみ | 京都の自然 | 京都に乾杯 (kyotonikanpai.com)
貴重な「ハンゲショウ」、お化粧のする時期、機会あられましたら、是非、京都へ見に来て下さいね♬
大覚寺庭園は、日本最古の池庭(にわいけ)だそうです。第52代天皇・嵯峨天皇(786‐842)が隣接する離宮(別荘)の造営の際に、造ったお庭です。池の周囲は1㎞ほどあります。
人気の嵐山の北にありますが、人もそんなに多くなく、ゆったり、静かに、庭園を散策できると思います。おすすめのスポットです!
大覚寺にて。
【大覚寺】
午前9時開門、午後5時閉門。
拝観料・アクセスなどの情報はHPをご確認下さい→ 旧嵯峨御所 大本山 大覚寺 – 真言宗大覚寺派の本山。代々天皇もしくは皇統の方が住職を務めた格式高い門跡寺院。平安時代初期、嵯峨天皇が建立した離宮嵯峨院が前身。また、いけばな発祥の地であり「いけばな嵯峨御流」の総司所でもある。 (daikakuji.or.jp)
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