今、京都市北部にある池、深泥池でジュンサイ(ハゴロモモ科)の花がたくさん咲いています。
派手さはないのですが赤紫の小さい花がエキゾチックで可愛らしいと思いました。
ジュンサイは、京都では結構食べられている食材みたいですね。ぬめりのある若い芽や葉、茎が食用になります。宝ヶ池の近くにある「グルメじゅんさい」では昔、味噌汁の中にジュンサイが入っていました。聞くところによると、深泥池のジュンサイを使っていたそうですが、数が減ってきたのでももう使っていないのだとか。
昔は深泥池は、ジュンサイの産地として全国的に有名だったみたいですね。それこそ今は池の住むすべての生き物が国の天然記念物に指定されているので、収穫はしていないと思います。
ジュンサイは早朝に開いて夕方には閉じて水没する、この開閉運動を2日続けた後、水中で結実するという面白い開花サイクルを持った植物です。
1日目は雌しべが成熟した雌性期、2日目は雄しべが成熟した雄性期です。風媒花みたいですね。花粉が風で運ばれ受粉する植物ですね。雌しべの方が雄しべより先に熟すんですね。人間も同じような気がします。
En ce moment, des Jyunsaï (en français, Brasénie de Schreber ) sont pleinement fleuri sur l’étang, Midoroga iké situé dans le nord de la ville de Kyoto. Ils sont très kawaii (mignon) et un peu exotique.
A Kyoto comme au Japon, on a coutume de manger des jeunes bourgeons, feuilles et tiges de cette plante. C’est assez bon !
Ce qui est intéressant, c’est que la fleur du premier jour a des pistils mûrs et la fleur du deuxième jours a des étamines mûres. Il s’agit que la fleur fleurit deux jours. Après la première jour, la fleur se plonge et la deuximère jours, la fleur émerge de nouveau.
・雌性期(1日目)
白くてひょこり出てる筒状の器官が雌しべですね。
・雄性期(2日目)
黒くてニョキニョキ出ている器官が雄しべですね。
貴重なタヌキモ(タヌキモ科)の黄色い花も咲きだしていました。
・関連記事:タヌキモ 食虫植物 絶滅危惧種 深泥池 | Taketoの京都ブログ Ma vie à Kyoto (kyoto-taketo.com)
ベニイトトンボ(イトトンボ科)が産卵をしていました。このトンボは局地的にしか分布をしていない貴重なトンボのようです。
・関連記事:ベニイトトンボ 「京都府準絶滅危惧種」 深泥池 | Taketoの京都ブログ Ma vie à Kyoto (kyoto-taketo.com)
光沢のある美しい青のハムシのような昆虫もいました。つぼみに留まっていました。
【深泥池】
・深泥池は、周囲1540m、面積9.2ha の池。
・およそ1万年前の氷河期に生きていた生物が今もなお、この池で生きていることで有名。ここに住むすべての生き物は国の天然記念物に指定されている。
・怪談「幽霊タクシー」の起源の池といわれる。
・東側に池に突き出た山がある。その山は「チンコ山」という。正式名称。
・14万年前に形成されたとされる。日本最古の池という話もある。
・関連リンク: 深泥池 – Wikipedia
【深泥池生物群集】
深泥池には貴重な動植物が生息しています。これらすべての動植物は「国の天然記念物」に指定されています。
そのため動植物の採集は一切禁止です。もし採集をしたら罰則の対象になります。
この池に住む生き物たちを優しく見守りましょう!
・関連記事(深泥池で出会った生き物を紹介しています):深泥池 | Taketoの京都ブログ Ma vie à Kyoto (kyoto-taketo.com)
なお外来種による深泥池の生態系が乱される事態が起こっており、そのため「深泥池水生生物研究会」により定期的に外来種駆除の活動が行われているようです。詳しくは会のHPをご覧ください→深泥池水生生物研究会 (google.com)
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