今朝、京都御苑で「カニノツメ(アカカゴタケ科)」を見つけました。
実は昨日、カニノツメの幼菌らしきものを見つけていました。そして、その日は雨が降りました。ひょっとしてその雨で、子実体(いわゆる地上に出ている「きのこ」の部分。)が出るかな?と思い、今朝確かめに行ったら、案の定、出てました!
・関連リンク:カニノツメ(蟹爪) (naturalism-2003.com)
Ce matin, j’ai trouvé un Clathre à deux colonnes (familièrement appelé ” champignon pince de crabe ” , en japonais ” Kaninotumé / カニノツメ ” avec le même sens) dans le parc du palais impérial de Kyoto. Comme son nom l’indique, ce champignon ressemblait à une pince de crabe. C’était insolite et intéressant ! Soit dit en passant, il paraît que ce champignon n’est pas vénéreux, mais ce n’est pas bon pour manger. C’est différent de vrai crabe… (Il est intérdit de ramasser les champignons dans le parc du palais impérail de Kyoto).
・昨日見つけた幼菌
・今朝見つけた子実体
上の写真の幼菌から出てきたものです。たった1日でこんなに大きく生長するのには驚きました。きのこはタイミングを見計らって最善の時に出てくるんだなって思いました。
姿は名前の通り「蟹の爪」そっくりですね♬
先端の黒い部分は「グレバ」というそうです。この部分はちょっとネバっとしています。この「グレバ」に胞子があります。そして、ハエなどの昆虫をおびき寄せて、胞子を運ばすのだそうです。ハエをおびき寄せるために「グレバ」は悪臭を発します。「人糞」のようなにおいがします。これも子孫を残す戦略のようですね♬
爪(!?)の長さはだいたい5,6㎝くらいでした。
「カニノツメ」に似ているキノコに「サンコタケ」や「ツマミタケ」があります。
「カニノツメ」は腕の数が基本的に2本だそうです。見た目が「蟹の爪」に似ているのでその名がついたようです。確かによく似ていますね。
「サンコタケ」は腕の数が基本的に3本だそうです。仏具の「三鈷杵(さんこしょ)」に似ているのでその名があるようです。僕は一度、っ京都御苑で見たことがあります。
「ツマミタケ」は先端をつまんだような形から名前がついたのかな?「ツマミタケ」は一度、高野川の土手で見たことがあります。2年半前です。でもそれ以来「ツマミタケ」には出会えていません。その場所は僕がよく通る場所なので、通る度に観察を続けていますが、一度っきりの出会い以来、再会には至っていません。
・関連記事:感動!ツマミタケの一生 絵ハガキ風なサムネイルと共にご紹介。 | Taketoの京都ブログ Ma vie à Kyoto (kyoto-taketo.com)
京都御苑で月一回開かれている「きのこ観察会」の先生によると、1度だけ現れてそれ以降見かけないきのこもあるそうです。キノコの世界って気まぐれ!?なんですかね?面白いですね♬
・関連リンク:gyoenkinokokai.web.fc2.com
【京都御苑】
・HP:京都御苑 | 一般財団法人国民公園協会 (FNG.OR.JP)
・24時間公園内に入ることができる。無料。
・苑内には四季を通じて、400種類以上のキノコが生息している。
・苑内の生き物の採取は一切禁止。
・敷地面積は約90ヘクタール。
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