昨日、大原野森林公園内に自生するフクジュソウ(キンポウゲ科)を見に行きました。
見頃を迎えていました!僕は自然に生えるフクジュソウを一度は見たいと思っていました。出会った時、とても感動しました!お日様の光で輝く黄色いお花たち。とっても可愛くって、とてもキレイでした!!
Hier, je suis aller voir une plante qui fleurit le tôt printemps dans un parc naturel situé dans la montagne. Elle s’appelle ” Fukuju dô / フクジュソウ / 福寿草 ” en japonais (en français ” Adonis “, en latin ” Adonis ramosa “). C’est l’espèce endémique du Japon.
Malheureusement, à Kyoto, cette espèce de plante est classée à l’espèce menacée par le danger d’extinction.
【京都府下では絶滅寸前種です】
フクジュソウは、京都府レッドデータブック2015では「絶滅寸前種」に指定されている貴重な植物です。
・関連リンク:フクジュソウ(暫定的に)|京都府レッドデータブック2015 (pref.kyoto.jp)
絶滅寸前に追いこまれた原因は、鹿や人の盗掘による被害によるようです。
そんな貴重なフクジュソウを守るため、群生地を金網で囲み、花が咲く時期だけ扉を開け、観察できるようにしています。管理は京都市がしています。
現在、金網設置のおかげで、鹿の被害は減ったようです。少しづつですが株数も増えているようです。
しかし、「盗掘」の被害はいまだあるようです。公園の方の話によると、園芸店の人が盗みにくるのだとか(真相はよくわかりません)。お正月の縁起物として人気のあるフクジュソウ。販売目的のようです。でも、持って帰ったところで、うまく育たないそうです。自然に生えるものは繊細ですね。それにしても「盗掘」、ひどい話ですね。
かつては(もうずっと昔のことのようですが)、比叡山にも自生していたそうです。
でも今は、京都府下ではほぼ、見ることができなくなってしまったようです。。
【フクジュソウの生長】
公園を管理されている方のお話によると、フクジュソウは、種から花が咲くまで、7年もかかるそうなんです。種はアリが運ぶのだそうです。種はアリの出す分泌液(!?)で殻が溶け、発芽できるのだそうです。アリのおかげで生育域を広げるみたいですね。
ほかの生き物とうまく共生しているんですね。自然の仕組みって面白い!
【スプリング・エフェメラル(SPRING EPHEMERAL)】
On appelle des plantes qui fleurissent au début du printemps le ” Printemps éphémère “. Comme des fleurs de cerisier, on peut voir leurs fleurs seulement pendant une courte période printanière. En été, leurs parties aériennes disparaissent entièrement. Et le printemps suivant, de nouveau elles réappaissent et fleurissent.
Les Japonais sont assez sensibles, donc, on considère la vie des plantes comme celle des hommes, et ils aiment ce genre des fleurs.
「スプリング・エフェメラル(SPRING EPHEMERAL)」と呼ばれる植物があります。意味は「儚い(はかない)春」を意味します。たぶん、フランス語では「PRINTEMPS ÉPHÉMÈRE」となると思います。
春一番に咲く「春を告げる花」である「スプリング・エフェメラル」。
「スプリング・エフェメラル」と呼ばれる春の花には、フクジュソウ、カタクリやニリンソウ、イチリンソウ、セツブンソウ、エンレイソウなどがあります。
どの植物も春先に花をつけ、落葉樹の葉が茂る夏になると地上部は枯れ、姿を消します。その様子がまさに「スプリング・エフェメラル」と言われる由縁なんですね。
しかし、地下茎は生き残り、地中でのんびり過ごし、来春また再び葉を出し、花をつけます。
僕はフクジュソウに会うため、出町柳の自宅からママチャリで行きました。大原野森林公園まで約2時間半、そこから山の中を歩くこと50分くらい、ようやくフクジュソウに出会えました。公園についたらすぐにでもフクジュソウに会えると思っていましたが、それは違いました。
時間はかかりましたが、行った甲斐がありました!
たぶんフクジュソウは、昔は、里山の日当たりのいいところならどこでも生えるような植物だったのかもしれません。でも今、京都府下では、フクジュソウの命の灯が消えてしまう危機があります。
悲しい現実だと思います。でも今は心ある人達のお力で、守られています。これからも増え続けて、毎年花をつけて欲しいと思いました。
【大原野森林公園】
・関連リンク:大原野森林公園公式ホームページへようこそ! (ritsumei.ac.jp)
本市の西南端にあるポンポン山の北側斜面の里山を,自然を活かし,人と自然が触れ合える場として開園した公園です。
この公園は,「自然そのものが公園」,「自然とともに,市民とともに」を基本テーマとし,「優れた生物的自然の特性を維持しながら,人と自然が触れ合える場として整備し,地域振興を図るとともに,持続的利用を行うこと」を基本理念におき,豊かな自然環境をそのまま生かし「山をそのまま公園にする」という今までの都市公園にない新しい視点で整備を進めています。京都市HPより