今日、9月9日は重陽の節句ですね。
宇宙からのポジティブパワーが最大に降り注ぐラッキーデーだそうです!
重陽とは「陽が重なる」日、すなわち陽の数字(奇数)が重なる日を指します。陽の数字は、縁起のいい数字だそうです。しかもこの日は、陽の数字の中で最大な「9」が重なる日なので、パワーも最大なんですね♪
自分自身がよりよく変化する日になりそうです。僕自身は、意識が変わった自分を感じています。なんていうか、「自分が感じたまま生きていい!」と(やっと)思える自分がいます。 とてもうれしい気分です♬
【着せ綿:風習】
重陽の節句は、「菊の節句」ともいわれます。
旧暦の9月8日の夜、菊の花の上に「真綿」をかぶせておき、翌朝の9日、朝露と菊の香りが染みたその「真綿」で体や顔を拭くと、不老長寿になれると信じられてきたそうです。菊は、中国の故事より、邪気を払う不老長寿の花とされています。
この風習やその真綿のことを「着せ綿(きせわた)」といいます。この風習は、平安時代(794~1185)から行われたそうです。
大切な人の健康を願い「着せ綿」を贈りあっていたそうです。ロマンティックで素敵な風習だと思います。
(旧暦の9月9日は、新暦でいうと、今年は10月14日にあたります。でも、旧暦の月日をそのまま、新暦のカレンダーに合わせて、行事を行うことはよくありますね。ただ、「季節」が違うので、菊のシーズンには、まだ早いようです。そのため、新暦の9月9日にはまだ菊をめでるには早いということもあって、今は「着せ綿」の風習もすたれていっているみたいです。実際、僕自身もこの風習は知りませんでした。)
【着せ綿:和菓子】
重陽の節句にちなんだ「着せ綿」という生菓子もこの時期、京都の和菓子屋で販売されます。
僕は、千本通今出川上ルにある、和菓子屋「千本玉壽軒(せんぼんたまじゅけん)」の併設カフェ「茶寮 SENTAMA」で、上生菓子「着せ綿」と抹茶をいただきました ♪
生菓子の横にはお店のマークのはいった「干菓子」も添えてありました。
上生菓子「着せ綿」は、ピンク色の部分が「菊」、白色の部分は「真綿」を表しています。
目の前で、職人さんが、作ってくれました。
「こなし(白あんに小麦粉と米粉を混ぜて蒸したもの」で白あんを器用に包み、専用の道具(三角ベラ)で模様をつけて、「菊」の部分は、ふるいの裏で濾して作り、あっという間に、仕上げて見せてくれました。お見事!
お菓子は上品な甘さで、抹茶ともよく合い、とても美味しかったです!
京都には、たくさんの和菓子屋があります。季節の和菓子を一年中楽しめます。
「季節」と共に生きてきた京都の人たちの和菓子文化は、今も職人さんたちの手で引き継がれています。
和菓子好きの僕にとったら、京都は楽園です!!
【千本玉壽軒(せんぼんたまじゅけん)】
営業日時・アクセスなど:http://sentama.co.jp/access.html
【茶寮 SENTAMA】
https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260202/26034870/
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