今日も朝から雨が降っている京都です。梅雨真っただ中です。
雨の中で美しく、輝きを増す植物もあると思います。
今、鴨川や高野川にたくさん咲いてる「キショウブ(アヤメ科)」もその植物の一つではないでしょうか?
案外知られていないかもしれませんが、キショウブは帰化植物(外来種)です。
原産地は西アジアからヨーロッパです。
明治時代に日本へ観賞用として導入されたようです。そして、栽培していたものがいつの日か野生化しました。
キショウブは環境省から「生態系被害防止外来種(旧要注意外来生物)」に指定を受けています。
「生態系被害防止外来種(旧要注意外来生物)」とは、法律で規制や防御の対象となっている「特定外来生物」に準ずる外来種を指します。ただ、調査不足や「特定外来生物」に適するか否かの検討中の外来種です。
148種類の生物が「生態系被害防止外来種(旧要注意外来生物)」に指定を受けています。
「外来種問題」を説明した環境省作成の動画があります。わかりやすく、興味深い動画でした。是非一度ご覧いただきたいです↓↓↓
C’est une vidéo en japonais qui explique les ” problèmes sur les espèces invasives “. Cette vidéo a été faite par le ministère de l’Environnement du Japon.
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【生態系は簡単に崩れます】
【生態系の崩壊は人間にも悪影響をもたらします】
そもそも、「生態系」って何でしょうね?
辞書では、「ある地域に生息するすべての生物群集と、それを取り巻く環境とを包括した全体。エコシステム」とあります。
僕なりにかみ砕いて言うと、
「生態系」とは、「命のバランスが保たれている所」。そして、「全生物が生きていて、そして全生物の命がつながっている場所」のことだと思います。
外来種の多くは繁殖力、適応力が強いです。そのため、人間によって外国から入ってきた外来種は、その国で元々生きていた在来種の生活や種の存続を脅かす存在です。
それはすなわち、「生態系」を崩すことにつながります。
人間以外の生物は、その土地、その地域独特の「生態系」の中で生きています。その「生態系」は微妙なバランスで成り立っています。そこへ元々その「生態系」に存在しなかった生物(外来種)が入ってくると、その微妙なバランスは簡単に崩れてしまうのです。
人間がもたらした「外来種」の被害は「生態系の崩壊」にとどまらす、結局は、「人間」に帰ってきています。
例えば、
・セアカゴケグモ(1995年大阪で発見。以来日本各地で分布を広げている)のような毒を持った生物に刺されたり、ケガをする危険がある。
・元々その国になかった、感染症や伝染病をもたらす危険がある。
・アライグマ(外来種の代表格)などによる農作物への被害がある。
現在は、「外来種」とはこれまで説明した「外国から来た生物」だけではなく、国内の地域ごとで、その地域に元々存在しなかった「国内の生物」も「外来種」と呼ぶそうです。
「外国から来た生物」を「国外由来の外来種」、「国内間での侵入生物」を「国内由来の外来種」と呼んでいます。
例えば、同じ「カブトムシ」でも北海道のカブトムシを沖縄で放してしまったら、沖縄の生態系が崩れてしまう恐れもあるのです。
その地域には、決められた種類の生物が決められた数だけいて、それらの生物すべてがその地域の「生態系」の微妙なバランスを作っているのです。どの生物もその地域には大切な存在です。一つ欠けても、一つ外部から入ってきてもその地域の「生態系」のバランスが崩れる恐れがあるようです。
僕もまだまだ知らないことだらけです。でも、このブログを書くにあたって、いろいろ「生態系」について調べてみて思ったことは、
「自然は思っている以上に繊細な存在」だということです。
現在、「生態系」の崩壊で、多くの種が絶滅し、また絶滅寸前であるようです。
そんな自然を僕は守りたいと思っています。僕は自然が大好きだからです。そのためには、まず「自然」を知ることだと思います。「自然」に意識を向けることだと思います。そして、「自然」を好きなることだと思います。
このブログでも、これからも「自然」の情報を発信をしていきたいと思います。
地球に住むすべての生き物が、幸せでありますように。
De nos jour, on dit qu’il y a plus de 35 765 espèces qui sont menacées d’extinction. Il se peut que ce soit à cause des humains et des êtres vivants forts qui sont venus de l’étranger ou d’autres régions intérieures du pays.
QUE TOUS LES ÊTRES VIVANTS SUR LA TERRE SOIENT HEUREUX !
高野川にて。
【植物の名前が知りたい方へ】
道端などで知らない植物を見つけた時「この植物なんていう名前だろう?」って思われた方もいるかもしれません。
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