今日は、雨です。
ちょうど今、高野川沿いの桜たちは満開を迎えています。でもこの雨でいくぶん花びらが落ちそうです。
高野川の堤防沿い(出町柳‐北山通間)には、「高野川堤の桜(たかのがわていのさくら)」と呼ばれる桜並木があります。この桜並木には、約330本のソメイヨシノがあります。
Le long de la rivière Takano, il y a la ligne des cerisiers (en japonais ” sakura “). En ce moment, ils sont en pleine floraison. Au total, il y a envrion 330 arbres de cerisiers qui y poussent. Mais parmi ces cerisiers, il y a des arbres aux champignons. Les champignons poussent depuis un arbre affaibli. Donc, plusieurs cerisiers sont déjà faibles par exemple à cause de la longévité. On ne sait pas exactement quand ces cerisiers ont été planté, mais, il est bien possible que ces cerisiers arrivent vers la fin de la vie avec ses longévités.
その中にはキノコが生えている木もあります。それは、「その木は弱っている」ことを意味します。キノコは、木が弱ってきたら生えることがあります。キノコがその木を食べて、その木が土に還るのを助けるのです(キノコが生えて木を弱らすのではありません)。
いわゆる「キノコ」と呼ばれる表面に出ている部分(いわゆる「子実体」すなわち「キノコの花」)は、「キノコの一部」にすぎません。キノコの他の部分(菌糸)は、例えば木を腐らす「木材腐朽菌」でいえば、木の幹の中にみっちり入り込んでいるらしいです。
まだ元気そうで、花も付けている木でも、キノコが生えていたら、すでに菌糸が幹の中に入り込んでいて、ゆっくりと「木を食べている」状態なんですね。
そんな木は、中がカスカス状態である場合もあり、「倒木」の恐れもあるみたいです。
キノコがたくさん生えている木には近づかないほうが無難ですね。
僕が見た桜には「カワウソタケ(タバウロコタケ科)」がたくさん生えていました。
その桜は花をつけていて、一見元気そうでした。でもキノコが生えていたので、この桜は「弱っている」ということでしょうね。弱った原因は、寿命かもしれないし、2018年9月の台風で傷んだのかもしれないなと思いました。
【命の循環にキノコは役立っている♫】
「高野川堤の桜」は、いつごろ植えられたかは定かではないようです(管轄の京都府土木事務所からそのように聞きました)。
しかし、ソメイヨシノの寿命が60~70年といわれている(実は、手入れをしたらもっと長い生きするそうです)中、ほとんどの高野川のソメイヨシノは、ぼちぼち寿命を迎えているかもしれませんね。
実際、新しい苗木に植え替えている個所もあります(2018年9月の台風で傷んだため植え替えたのかもしれませんが)。
寿命を迎えているとしたら、桜たちは弱っているはずです。そうなると、キノコが生えることもあるでしょう。
僕の観察によると、まだ数本の桜にしかキノコが生えていませんでした。
でも、来年、再来年と時が経つにつれ、桜たちもますます弱り、キノコがたくさん生えるかもしれませんね。
生き物の命には限りがあります。最後は土に還ります。生き物が土に還るのを手伝うのが「キノコ」です。命が土になり、その土からは「新しい命」が芽生えます。「命の循環」が自然界では絶えず行われています。「命の循環」のために「キノコ」は役に立っています。
【高野川】
・京都府と滋賀県の県境にある「途中峠」に発し、大原、八瀬を経て出町柳で鴨川と合流する川。
・全長約19㎞。
・出町柳から北山通までの区間にある「高野川堤の桜」が有名。
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