今朝の京都は、快晴でした。地面がカチカチに凍っていて、歩くたびに霜柱のジャリジャリという音を聞きながら高野川沿いで「散歩がてらのゴミ拾い」をしていました。
今、京都のあらゆる川で、たくさんの「マガモ(カモ科)」が見られます。
マガモは渡り鳥です。秋に日本に来て、春に去っていきます。
日本で越冬をします。しかし、ただ越冬をするだけではありません。大きな目的があります。
それは「パートナー探し」です。
マガモをはじめ、渡ってくるカモ類たちにとって、日本は「恋愛の地」のようです。
よく見ると、カップルになっているマガモたちが多くいます↓↓↓
オスの頭はきれいな緑色をしています↓↓↓この緑の羽毛を生殖羽(せいしょくう)と呼びます。
結婚する準備ができたオスが持つ羽毛です。この羽毛を持ってメスにアプローチしてプロポーズをします。
オスは10月末から12月ころに生殖羽に生え変わり、メスとカップルになります。
しかし、中には色の違うオスもいます↓↓↓
これはまだ結婚の準備中の羽毛の色です。この羽毛のことを非生殖羽(ひせいしょくう)またはエクリプスと呼びます。
しかし下の写真のオス↓↓↓はすでにカップルになっているようです。この写真は去年撮りました。
そして、もう2月ですが、今朝、まだ生殖羽に「生え変わっていない」オスがいました↓↓↓
「奥手」なオスなのでしょうか?
補足(このブログを書いた後に判明したこと):このカモはエクリプスではなく、人の手によって作り出された家禽由来のマガモ(アイガモ/アヒルと呼ばれている品種)とカルガモが交雑し世代を重ねたものらしいです。詳しくは、次のブログ記事をお読みください→これマガモ? 遺伝子汚染の実態 | Taketoの京都ブログ Ma vie à Kyoto (kyoto-taketo.com)
カモの「恋愛」にも時には、「例外」もあるようです。「例外」と言えばあまりいい響きではないかもしれません。そうですね、カモも人間も個人差はあるようです。「のんびり屋さん」もいます。
「奥手」なオスを見て、「大丈夫、ステキなパートナー見つかるよ!」とそのカモにも自分にも声をかけてあげました。
京都・高野川にて
おまけ:
日本では約30種類のカモの仲間が見れるそうです。そんなカモを網羅した図鑑、その名も「日本のカモ識別図鑑」というものが存在します。ご興味ありましたら、画像をクリックしてみてください↓↓↓本の詳細を見ることができます。
「カモハンドブック」というなるものもあります。
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