高野川沿いで「アレチウリ(ウリ科)」を見つけました。
緑の花がちょっと珍しいと思い足を止めました。花には蜂も蜜を吸いに来ていました。花の形はキュウリに似ていました。とてもきれいだなあと思いました。
アレチウリは北米原産の植物です。日本では1952年に静岡県清水港でアメリカやカナダからの輸入大豆の中に種子が混入されているのが確認されたのが最初だそうです。
花期は8月~9月。実には鋭いトゲがあります。
【特定外来生物】
「アレチウリ」は「特定外来生物」に指定されている植物です。
「特定外来生物」とは、外国から来た生物(帰化生物)の中で、特に、生態系、人、家畜などに悪影響を与える恐れのある生物であり、特に「法律」によって規制を受けている生物です。そして「特定外来生物」は特に繁殖力、適応力が強い生物のようです。
「特定外来生物」の栽培・譲渡・販売・輸出入などが「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律」により原則禁止されています。
具体的には、例えば、勝手に引っこ抜いて駆除することができません。そうすることで、さらに種などをまき散らしたりして拡散させる恐れがあるからです。要は、勝手に移動させてはならないみたいです(昆虫の場合は、その場で殺傷したら移動は可能のようです。植物の場合は、現場で完全に「殺傷」することは難しいようです。ほんの少しの茎や根からまた芽が出て増える恐れがあるからです)。
現在、日本で「特定外来生物」に指定されている植物は19種類あるようです(全生物合わせたら156種類)。詳しくは環境省の「特定外来生物等一覧」をご覧ください→関連リンク:特定外来生物等一覧 | 日本の外来種対策 | 外来生物法 (env.go.jp)
僕がこれまで鴨川・高野川で見つけた「特定外来生物」の植物は5種類です。日本の特定外来生物に指定されている植物19種類中5種類です。四分の一くらい、約25%を見つけたことになります。結構多いと思います。動物は一種類、「ヌートリア」を見ました。
【鴨川・高野川で見つけた「特定外来生物」】
Voici, les espèces invasives déterminées par la loi du Japon que j’ai vues sur la rivière de Kamo et celle de Takano à Kyoto ! J’y en ai trouvé les 5 espèces invasives déterminées de plantes sur les 19. Je pense que c’est assez nombreux !
僕が鴨川や高野川でこれまで見つけた「特定外来生物」は以下の通りです↓↓↓
・ナルトサワギク:詳細はこちら→ナルトサワギク 発見!「これあかんやつやん」特定外来生物 | Taketoの京都ブログ Ma vie à Kyoto (kyoto-taketo.com)
花の大きさは一円玉大。冬でも咲いている強い植物です。
・オオキンケイギク:詳細はこちら→オオキンケイギク 発見!「これあかんやつやん2」 特定外来生物 | Taketoの京都ブログ Ma vie à Kyoto (kyoto-taketo.com)
コスモスに似たきれいなお花。お家で生けるために切って持って帰る人もいるようですが、それは違反です。法に触れる行為。気持ちはわからなくもないですが、お家に持って帰るのはやめましょう!
・オオカワヂシャ:詳細はこちら→オオカワヂシャ 発見!「これあかんやつやん3」 特定外来生物 | Taketoの京都ブログ Ma vie à Kyoto (kyoto-taketo.com)
薄いブルーがきれいなお花。在来種の「カワヂシャ」と交雑をします。そのことにより、「カワヂシャ」の数が減っています。いわゆる「遺伝子汚染」の元になっている植物です。
・オオバナミズキンバイ:詳細はこちら→オオバナミズキンバイ 発見!「これあかんやつやん4」特定外来生物 | Taketoの京都ブログ Ma vie à Kyoto (kyoto-taketo.com)
鴨川で繁殖をしているようです。
時々「駆除作戦」を行っているようです。その駆除作戦の活動報告が京都府のホームページにありました。それはこちら→関連リンク:特定外来生物「オオバナミズキンバイ」について/京都府ホームページ (pref.kyoto.jp)
・ヌートリア:詳細はこちら→ヌートリア かわいいけど・・・害獣なのだそうです。 | Taketoの京都ブログ Ma vie à Kyoto (kyoto-taketo.com)
【外来種問題を解決するため】
人間がもたらした「外来種問題」。その問題を解決するためいろんな人たちが活動をしています。
そして私たち個人でも解決のためにできることがあります。
・外来種問題(内容・外来種の種類等)を知る→関連リンク:特定外来生物等一覧 | 日本の外来種対策 | 外来生物法 (env.go.jp)
外来種被害防止三原則(入れない、捨てない、拡げない)
・外来種を入れない:外国から生き物を持ち込まない。
・外来種を捨てない:ペットは最後まで責任を持って面倒をみる。
・外来種を拡げない:外来種を捕っても別の場所に捨てない(日本国内での生物の移動もよくありません。「国内外来生物」として扱われる可能性があります)→関連リンク:国内由来の外来種 | 暮らし | 連載コラム「エコレポ」|| EICネット『エコナビ』
「外来種問題」は持ち込んだ人間の責任です。ですのでその人間が問題を解決する責任があると思います。
地球に住む全ての生き物が幸せでありますように。
En ce moment, les espèces invasives menacent les espèces indigènes. Au Japon, c’est un grand problème.
De nos jour, on dit qu’il y a plus de 35 765 espèces qui sont menacées d’extinction. Il se peut que ce soit à cause des humains et des êtres vivants forts qui sont venus de l’étranger ou des autres régions du même pays.
Que tous les êtres vivants sur la Terre soient heureux !
【外来種問題を知るための動画】
・かとチャン(静岡大学教授・加藤英明氏によるYoutubeチャンネル)
TV「クレイジージャーニー」にも出演された加藤先生が「外来生物」の駆除活動をされています。
僕は先生のYoutube番組が大好きです。
わかりやすく、とてもいい勉強になります。かなり面白いと思います。
一度是非ご覧ください!
Ce sont des vidéos en japonais qui traitent le ” problème sur les espèces invasives ” (lien ci-dessous). Le professeur d’université japonais qui s’appelle KATO Hidéaki fait une recherche des êtres vivants menaçants (espèces invasives) et essaie de les exterminer. J’adore sa chaîne de Youtube !
・環境省作成動画
「外来種問題」を説明した環境省作成の動画があります。わかりやすく、興味深い動画でした。是非一度ご覧いただければと思います↓↓↓
(このブログ上ではご視聴できません。下の画面にある「Youtubeで見る」をクリックしてご覧ください。お手数おかけ致しまして、すみません。)
C’est une vidéo en japonais qui explique les ” problèmes sur les espèces invasives “. Cette vidéo a été faite par le ministère de l’Environnement du Japon.
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