今朝、沙羅双樹の寺で有名な「東林院(とうりんいん)」に行って来ました。
「東林院」は通常は非公開のお寺。臨済宗妙心寺の塔頭、禅宗のお寺です。
毎年、沙羅双樹(サラソウジュ / 夏ツバキ)の咲く頃に特別公開されます。
その名も「沙羅の花を愛でる会」。
特別拝観「沙羅の花を愛でる会」は6月30日まで。9:00~16:00、拝観料(和菓子抹茶付き:1600円 / 抹茶精進料理付き:6000円)。予約不要。
Ce matin, j’ai visité un temple bouddhiste de Kyoto. Ce temple s’appelle ” Tôrin-in”. Il est le temple zen. Il est connu pour ses fleurs de Camélia d’été (en japonais ” Sara ” ou ” Sarasôju ” ou ” Natsu tsubaki “).
Ce temple est ouvert au public tous les ans seulement pendant 15 jours qui est la période de la floraison de ” Sara ” en juin.
お庭には十数本の沙羅双樹の木が植えられています。
たくさんの花が咲き、たくさんの花が落ちていました。
沙羅双樹は1日花。朝咲いたら夕方には落ちてしまいます。
和尚さんが沙羅双樹のお話をしてくれました。そしてこうお話してくれました。
「沙羅双樹の花が落ちるように人は必ず死にます。沙羅双樹の花を見て人生の儚さを知って下さい。そして沙羅双樹の花のように最期まで美しく、自分を使って(与えて)下さい。」
和尚さんのその言葉が僕には痛かったです。僕は思いました「そんな風に今生きていないよな~。でもそう生きたいな~」って。
【お釈迦様入滅の時咲いていた沙羅双樹とは?】
沙羅双樹は、お釈迦様が入滅(亡くなること)する時、そばで咲いていたお花と言われます。
でも日本で見られる沙羅双樹は、お釈迦様が入滅する時咲いていた沙羅双樹とは違う植物だそうです。
それは「サラソウジュ(フタバガキ科)」のことで熱帯性の植物です。
日本では気候が寒いため、この植物は地植えでは育ちません。植物園などで栽培されています。京都府立植物園でも栽培されています。でも京都府立植物園ではまだ一度も花を咲かせていないようです。
唯一日本の植物園で「サラソウジュ(フタバガキ科)」が咲いたのは、滋賀県「草津市立水生植物公園みずの森」だそうです。
貴重な「サラソウジュ(サラノキ):フタバガキ科」の写真はこちら→サラノキ|草津市立 水生植物公園みずの森 指定管理者 近江鉄道ゆうグループ (SEIBU-LA.CO.JP)
昔、樹齢300年の沙羅双樹が生えていたそうです。でも今は枯れてありません。
でもそのお寺で一番大切な木であったであろうその古木は「数珠」になっていました。ご利益むちゃありそうでした♫
特別拝観は「抹茶と和菓子付き」でした!
和菓子の銘は「沙羅の露」といいます。
京都で有名な和菓子屋「鼓月(こげつ)」がつくった東林院特別拝観限定の和菓子です。
沙羅の花の白と黄色をイメージしたそうです。寒天で作った透明の「露」もついていました。真ん中の黄色は「白あんを色付け」したものだそうです。
なんて粋で美しい和菓子なんでしょう♬
お庭の片隅に置かれた狛犬の上にも沙羅双樹のお花が乗っていました。なんとも可愛らしかったです♪
お寺の人が花をわざわざ頭にのせたのかな?と思いきや、実は和尚さんが「花の落ちる位置に狛犬を置いた」のだそうです。和尚さんの思惑通り(!?)狛犬ちゃんはシュシュをつけたようなキュートな姿になっていました!
和尚さんの「人を喜ばせたい」という優しいお気持ちが伝わってほっこりしました♬
平日にもかかわらず多くの参拝客が皆さんそれぞれに沙羅双樹を愛でられていました♬
僕も素敵な時間を過ごすことができました!
【東林院「沙羅の花を愛でる会」】
予約不要!
6月15日~30日。午前9時半~午後4時。
抹茶和菓子付き1600円 or 精進料理抹茶付き6000円(精進料理の提供時間は9時半~午後3時)を受け付け時に申し出てください。
ご不明な点は直接お電話でお問い合わせください→ Tel. 075-463-1334 (東林院)
で
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