今年もアオバズク(フクロウ科)が京都御苑で営巣をし始めました!
今年も会えて僕は嬉しかったです!
鳥に詳しい方が「ここ50年数年以上アオバズクは毎年京都御苑に来ているので心配ない」とおっしゃっていました。でも2年前、人のマナーの悪さでヒナが死ぬということもあったので、僕はもういやになって来てくれないのではと、去年も思い、今年も思っていました。
でも、去年も今年も帰って来てくれました。そのことが僕は嬉しいです。
今年も無事ヒナたちが巣立つことを願ってやみません。
アオバズクは夏鳥です。全長29㎝。街中で見られる身近なフクロウの仲間です。
京都では、「葵祭」のころ渡ってきます(葵祭は5月15日)。
「祇園祭」の頃、子育てをします(祇園祭は7月)。
「時代祭り」の頃、去っていきます(時代祭りは10月22日)。
アオバズクの生活サイクルがちょうど京都三大祭に合っているんですね。
木の枝に紛れているのでなかなか見つけることができません↓↓↓
写真の枝に留まっているのはオスです。メスは樹洞の中にある巣で抱卵をしています。
アオバズクは夜行性です。昼間、オスは巣の見張りをしています。夜になるとエサを探しに飛び、メスにエサを運びます。
【アオバズクのさえずり】
「ホッホウ ホッホウ」と2回づつ鳴きます。夜の神社などでこのような鳴き声が聞こえて来たら、それはきっと「アオバズク」でしょう♬
こちらのサイトで「アオバズクのさえずり」をお聴きいただけます→アオバズク|日本の鳥百科|サントリーの愛鳥活動 (suntory.co.jp)
Quand vous vous pronemez surtout dans la nuit à côté d’un sanctuaire shinto ou d’un temple bouddhiste au Japon, si vous entendez ” Hohhô Hohhô “, ca sera le gazouillement de Ninoxe boréale
Vous pouvez éccouter son gazouillement sur le site suivant : https://www.suntory.co.jp/eco/birds/encyclopedia/detail/4518.html
【アオバズクを観察する時のマナー】
アオバズクはとても繊細な鳥です。無事ヒナたちが巣立つためには、観察する人が守らないといけないことがあります。
以下のサイト↓↓↓に詳しく「マナー」が書いています。一読いただければ幸いです。
・アオバズクのひなが無事に育って南へ渡るように日本野鳥の会 京都支部 (wbsj-kyoto.net)
アオバズクはクスノキなどの大木の樹洞に巣を作ります。
ブログ冒頭の鳥に詳しい方のお話によると、昨日からアオバズクは抱卵し始めたそうです。
アオバズクは抱卵から約25日でヒナは卵から孵り、その後約28日で巣立ちをします。
計算すると、ちょうど祇園祭の宵々山あたりでヒナが巣立ちをするようですね。
その頃が一番ヒナがトラブルに巻き込まれて死んでしまう危険のある時期です。
人が近づきすぎたり大声を出した時などに、親鳥は警戒音を出します。その警戒音に驚き、パニックに陥ったヒナが巣から落ちたり、建物に衝突したりしてケガをしたり、死んだりするそうです。
また巣立ち直後のヒナはうまく飛べません。時に地面にいるときもあります。でも親鳥は遠くからそんなヒナたちを見守っています。もし地面にいるアオバズクのヒナを見つけたら「絶対拾ってはいけません!」。
観察は静かに行いましょう!「マナーはやさしさ」です!!
旅立ちは10月の時代祭の時くらいです。それまで、そっと、そっと見守ってあげたいですね!そして全てのヒナが無事巣立ちますように!!
【京都御苑】
HP:京都御苑 | 一般財団法人国民公園協会 (FNG.OR.JP)
24時間公園内に入ることができる。無料。
苑内には四季を通じて、約120種類以上の鳥類が生息している。
敷地面積は約90ヘクタール。
【鳥の名前が知りたい方へ】
「日本の野鳥識別図鑑」というサイト内の「鳥の名前質問コーナー」が便利だと思います。
「鳥の名前質問コーナー」に、調べたい鳥の写真と撮影地、日時を投稿すると、コミュニティの参加者から回答が来るシステムです。
僕もよく利用しています。
リンクはこちら→鳥の名前質問コーナー – 日本の野鳥識別図鑑 (ZUKAN.COM)
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