今の時期、サギたちは「婚姻色(夏羽)」を出します。
「婚姻色」とは繁殖するためにパートナーを探す時に出る「異性へのアピール」みたいなものだと思います。
春から夏にかけての繁殖期だけに見れる「美しい色」なんですね♬ 見れる期間はそんなに長くはないと思います。
僕は運よく、今年、三種類のサギの「婚姻色」に出会いました!
コサギの婚姻色については以前のブログに書きました→コサギの婚姻色 高野川 | Taketoの京都ブログ Ma vie à Kyoto (kyoto-taketo.com)
目先の色がサギの種類によって違うのが面白いですね♬
またこの婚姻色が本当に美しいと僕は思いました!感動しました!!
下の写真↓↓↓の左からコサギ(桃色)、チュウサギ(黄色)、ダイサギ(亜種チュウダイサギ:青緑色)です。
チュウサギやダイサギは、婚姻色のピークには「虹彩(目の色)」が真っ赤になるそうです。
赤色、青緑色、黄色、桃色とまるで「秘密戦隊ゴレンジャー」のようです♬ 一鳥(ひとり)何役かは、されていますが…。
サギだけにかかわらず多くの鳥たちにとって、春から夏にかけては繁殖の時期。パートナーを探して、結婚して、抱卵して、ヒナを育てる大切な時期なんですね♬
サギたちはパートナー探しのため、目先の色を変えます(チュウサギは元々黄色ですが、色が濃くなる?のかな?)。
雄も雌も目いっぱいのおしゃれをするようです。
パートナー探しでは、人間もやってることは同じなような気もします♬
異性に目先の色を変え、色気を使いますよね(笑)。
下の写真は農耕地で撮ったものです。一番左と一番右が「チュウサギ」のようです。他は「ダイサギ(亜種チュウダイサギ)」のようです。
【ダイサギについて】
日本で見られるダイサギは二種類の「亜種(種より細かい分類。同じ種ではあるが微妙に違う場合に用いられる分類。”別種”とするほど著しく特徴が違わない場合に用いられる)」がいます。
「亜種チュウダイサギ」と「亜種ダイサギ」です。
体などの特徴が微妙に違うみたいです。詳しくは次のサイトの記事が参考になると思います→ダイサギとチュウダイサギ – 日本の野鳥識別図鑑 (zukan.com)
わかりやすい区別としては「亜種チュウダイサギ」が夏鳥(春から秋に見れる)、「亜種ダイサギ」が冬鳥(秋から春に見れる)のようです。
【チュウサギについて】
チュウサギはコサギ(全長61㎝)とダイサギ(全長89㎝)の中間くらいの大きさ(全長68㎝)なのでそう呼ばれているそうです。
チュウサギは夏鳥で春先に飛来します。
僕の観察したところによると、川では見かけたことがありません。見たのは農耕地です。
一般的に個体数が少ないみたいなので、コサギやダイサギと比べて、見かける機会はずっと減るのではないでしょうか?
京都では準絶滅危惧種に指定されています。
1970年代以降、激減したみたいですね。原因は、減反政策による獲物の減少、農薬による汚染、営巣木の伐採など影響したと考えられるそうです。
僕がチュウサギを見た農耕地でも、田んぼをネギ畑に替えている畑を多く見ました。
要は「人間活動」がチュウサギの生育環境を壊してしまったということなのだと思います。悲しい。
今は貴重な鳥の一つですね。
【農耕地にて】
畑や田んぼを耕すトラクターのすぐそばで、鳥たちを見かけることがあります。
耕されて出てきた虫やミミズなどを食べるのでしょうか?
動くトラクターにも全く動じず、エサを食べている様子は、なんだか微笑ましかったです。
下の写真↓↓↓には「チュウサギ」と「ムクドリ」が見えます♬
On peut voir des aigrettes ou des oiseaux qui poursuivent un tracteur qui laboure les rizières ou les champs. Ils n’ont pas l’air peur du trancteur, plutôt, ils ont l’air content de se nourir.
こちらの写真↓↓↓では、「ダイサギ(亜種チュウダイサギ)」もエサを狙っているようでした♫
僕はまだ虹彩が真っ赤なチュウサギやダイサギに出会ったことがありません。
婚姻色のピークの色(性ホルモンが活発になり、つがい営巣期のごく短期間のみ虹彩や足色まで赤くなる)。
虹彩が真っ赤な期間は短いみたいです。
その短い期間に、是非「虹彩が真っ赤なチュウサギかダイサギ(亜種チュウダイサギ)」に出会いたいです!
引き続き観察を続けたいと思います♬
「真っ赤な目のチュウサギやダイサギ」に出会ったらまたこのブログで紹介したいと思います♬
皆さんも「サギ」を見つけたら、目先をちょっと観察してみませんか?素敵な「婚姻色」に出会えるかもしれませんね♬
【巨椋池干拓地】
農耕地の広がる「巨椋池干拓地」でチュウサギやダイサギ(亜種チュウダイサギ)に出会いました♬
「巨椋池干拓地」は京都盆地の南に広がる農耕地や住宅地。かつては「巨椋池(おぐらいけ)」という広い湖だった。
1941年に造成された。
参考:「巨椋池」とは?~干拓によって失われた日本最大の池~ – カルチャー|まっぷるトラベルガイド (mapple.net)
【鳥の名前が知りたい方へ】
「日本の野鳥識別図鑑」というサイト内の「鳥の名前質問コーナー」が便利だと思います。
「鳥の名前質問コーナー」に、調べたい鳥の写真と撮影地、日時を投稿すると、コミュニティの参加者から回答が来るシステムです。
僕もよく利用しています。
リンクはこちら→鳥の名前質問コーナー – 日本の野鳥識別図鑑 (ZUKAN.COM)
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