お友達のお名前は「リチャード・スタイナー(Richard Steiner)」さんとおっしゃられます。
木版画のアーチストさんです。1970年に来日されて以来50年、京都に住み、作品を作り続けています。あの大英博物館にもスタイナーさんの作品が展示されているそうです。
スタイナーさんの公式ホームページはこちらです→https://www.richard-steiner.net/index_jp.html (スタイナーさんの作品をご覧いただけます。とてもユニークで唯一無二な作品たちです。彼の作品ひとつひとつにメッセージがあり、人々に語りかけてきます。是非一度ご覧ください。)
スタイナーさんは1939年アメリカ・ミシガン州でお生まれになりました。1970年に来日。パートナーの紀美子さんと京都で暮らし、日々作品作り、木版画教室をやられています。
作りたい作品がまだまだあるとのこと。木版画に対する熱い思いはとどまることを知りません。
この50年を支えてくれたもののひとつが「銭湯」でした。どれだけスタイナーさんの心と体を癒し、明日への活力を与えてきたのでしょうか?
ご近所の銭湯「栄盛湯」さんです。世界遺産・下鴨神社の北側、以前紹介した「千成食堂」の横にあります。75年以上営業されています。門前の松が見事としかいいようがありません。またの機会に詳しく「栄盛湯」さんをこのブログで紹介したいと思います。「栄盛湯」さんのTwitterはこちらです→ https://twitter.com/koinoOfuro
僕もスタイナーさんと同じように毎日「栄盛湯」さんに癒されています。そしてスタイナーさんとの出会いの場所もこの銭湯でした。
紀美子さんがスタイナーさんのお誕生日(10月19日)のプレゼントのためにニット帽のご注文をしてくれました。
スタイナーさんがお似合いになるニット帽をイメージしたところ、四つの色が思い浮かびました。それは、水色、黄色、紫、赤です。それらの色を混ぜ込みつつ全体のトーンを落ち着いた感じにまとめてみました。
デザインはオリジナルです。
紀美子さんが感想をお伝えしてくれました「似合いすぎるほど似合ってます。感動の作品です!!」。
そして、ニット帽「シュタイナー」(僕は自分の作品ひとつひとつに名前を付けています。)はスタイナーさんにかぶっていただきようやく完成を果たしました。手前みそですが、とってもお似合いです!
帽子は人にかぶってもらって完成するといつも(今までたくさんのニット帽を編みました。)思います。人が帽子をかぶった瞬間、帽子が生き生きしだすのです。そして、それぞれの帽子とそれを貰ってくれた人との出会いは必然だったんだなと思うのです。僕の作品はその人にかぶってもらうために生まれたんだって思うのです。
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