今日は「上巳(じょうし)の節句」ですね。「桃の節句」ともいいますね。
雛祭りの日ですね♬
下鴨神社で、4年ぶりに「京の流し雛(びな)」が行われました。
「流し雛」とは「ひな祭り」のもととなったといわれる行事です。人型の人形に自身の穢れを乗せて、水に流し、厄を払う神事ですね。
Aujourd’hui, le 3 mars, c’était la fête des filles appelée ” Hina matsuri “. Comme il y avait cette fête dans le sanctuaire shinto, Shimogamo jinja situé près de chez moi, j’y suis allé la voir.
【流し雛の桟俵(さんだわら)】
流し雛の桟俵を買い求めて飾り、昨年買った桟俵を、子供の健やかな成長を願い、境内の御手洗川に流すと心が清められ、すべての厄が祓われると言い伝えられてきたようです。
桟俵には、赤衣に金の烏帽子、白梅模様の着物を着た夫婦雛が乗っています。
桟俵は1年間、飾っていてもいいし、その日に流してもいいそうです。また、子供がいなくても、流してもいいそうです。
実は「この桟俵」、作る職人さんが引退されるそうで、見られるのも今年が最後だったようです。
時代の流れなのでしょうか?後継者もいないようで、廃れる伝統を見るのは心が痛みました。
「桟俵」を販売されていた神社の方にも勧められたので、僕は流さないで、大事にお家に飾っておくことにしました。
※ 来年からは、施設の方々が作った「桟俵」が登場するようです。
【ひな人形と十二単(じゅうにひとえ)】
立派な雛人形が飾られていました。その雛人形の前で、実際に、十二単をどのように着るのかを実演していました。
十二単はかなり重いようですね。15㎏とも20㎏ともあるようですね。そのため、半歩ずつしか歩けなかったようです。
優雅に見えますが、実際は着るだけで重労働だったんでしょうね。
その大変さはよそに、参拝者の人たちは出来上がった十二単を見て大喜びでした。僕も素直に、きれいやなって、思いました♬
十二単のお雛様も、流し雛をされていました。
もうすごい人だかりで、僕の前にいた方のスマホや頭が写真に入りまくりました♫ 外国人観光客の方の姿も結構ありました。
「光琳の梅」もたくさん咲き、いい香りを放っていました♬ とても可憐できれいでしたよ♪
・関連記事:光琳の梅、満開🌸 下鴨神社 | Taketoの京都ブログ Ma vie à Kyoto (kyoto-taketo.com)
リアルお内裏様とお雛様♫ 実は本物のご夫婦なんだそうですよ。
4年ぶりに賑わいを取りもどした「京の流し雛」でした。
世の中の人の動きは、確実に広がり、加速しているようですね。
もちろん、コロナが無くなったわけではないので、用心することに越したことはありません。感染もしたくありません。
「今日の流し雛」で、厄の一つでもある「コロナ」も流れていきますように。
Journal en vidéo sur la fête.
京都新聞のYoutubeチャンネルより
【下鴨神社】
・正式名称は賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)。創祀の年代ははっきりしないが、紀元前にはすでに祀られていたようである。
・御祭神は玉依媛命(たまよりひめのみこと)と賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)。
・毎年5月15日に開かれる葵祭は下鴨神社と上賀茂神社の祭り。五穀豊穣を願って始められた。
・摂社「河合神社」に祀られる玉依媛命は美人の神様で有名。また末社「相生社(あいおいのやしろ)」は縁結びの神様で有名。どちらも参拝客が絶えない人気のスポット。
・関連リンク→ HP:下鴨神社|賀茂御祖神社 (shimogamo-jinja.or.jp)
・参拝時間:本殿の参拝時間は夏時間、冬時間があり、夏時間は午前5時30分から午後6時まで、冬時間は午前6時30分より午後5時まで。ただし、境内(糺の森)は24時間開放されている。
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