先日、「首塚大明神(くびづかだいみょうじん)」に行ってきました。
「首塚大明神」は、「京都 心霊スポット」と検索したら、必ずと言っていいほどヒットする、京都を代表する心霊スポットのひとつみたいです。
この神社には、鬼の首を埋めたという塚があります。その鬼とは、酒呑童子(しゅてんどうじ)のことです。
場所は、京都市と亀岡市を結ぶ国道9号線沿い、老ノ坂峠(おいのさかとうげ)の脇の道に入り、しばらく歩いたところです。途中手書きの標識も設置されているので迷うことはないと思います。
そこはアクセスがなかなか大変な場所です。国道9号線を通るバスを利用すると京都駅から46分もかかります。
僕は今回、バスを利用しました。でも昔、自宅のある出町柳からチャリで行ったことがあります。すごく遠くて、峠の坂がすごく長かったことを覚えています。帰りは下り坂だったので楽でしたが、行きはとても大変でした。
L’autre jour, j’ai visité un sanctuaire shinto. Ce sanctuaire s’appelle ” Kubizuka daïmyojin / 首塚大明神 “. Il est connu comme sanctuaire où il y a le tertre du cou de ogre ou appelé ” Oni / 鬼 / オニ ” en japonais.
Cet Oni s’appelle ” Shuten dôji ” : Shuten-dōji — Wikipédia (wikipedia.org)
Ce sanctuaire est connu comme être un des sites paranormaux représentatifs à Kyoto.
Selon une rumeur, si on franchit le Torii (portique shinto) du sanctuaire, on sera maudit. Ou bien, il semble que l’on peut prendre les photos de fantômes facilement là.
Il y a trois Torii là. Je suis tout passé, mais, pour l’instant, je suis en forme… je n’ai pas l’air d’être maudit, peut-être.
Ce sanctuaire se trouve sur le col entre la municipalité de Kyoto et celle de Kaméoka à côté de la Nationale 9. Depuis la gare de Kyoto, ça prend 46 mins en bus (deux bus par heure) . C’est assez difficile d’accès.
【噂】
鳥居をくぐると様々な呪いにかかるとか、心霊写真がよく撮れるとか、そんな噂があるようです。
その「鳥居」とはどの鳥居なのかはよくわかりませんでした。
最初の「鳥居」は、神社の入り口にありました。

この神社は、うっそうとする森の中にある小高い場所の上にあります。
周りにはあるのは森だけで、その場所だけなんか特別で神聖な雰囲気が漂っているようでした。
最初の「鳥居」をくぐると階段と上り坂があります。そこを登ると程なくして、頂上にある社(やしろ)に着きます。
そこにも二つ「鳥居」がありました。
この社の裏に「鬼の首塚」があるのですが、まずはその二つの「鳥居」をくぐって社でお参りをさせてもらいました。

お参りの後、社の裏に周り「鬼の首塚」↓↓↓を見て来ました。

何か盛り上がった場所、ここが「鬼の首」が埋められている場所のようです。
何かようわからんで来たとしても、そこには何か「ある」と感じたことだと思います。

【不思議なお供え物】
僕が登って来た時、先に来ていた二人の参拝客とすれ違いました。
その参拝客がお供えしたであろう「火のついたタバコ」が「首塚」の前にありました。
置いてた場所は金網になっていて、いかにも「タバコを置く場所」という感じでした。
鬼はタバコが好きだったのでしょうか?ここでは「火のついたタバコ」はお供え物として定番なのでしょうか?
「火のついたタバコ」をお供え物とする話なんて、僕は聞いたことがありません。
風で飛んでいって、山火事にでもならないとは限りませんよね!? 正直、危ないなって思いました。
そこに置かれていた「カエル」も気になりました。「カエル」を置く意味は何んでしょうか?
「火のついたタバコ」といい、「カエル」といい、それらは「鬼」と何か関係があるのでしょうか?
謎は深まるばかりでした。少なくともこの「首塚」は、「普通の場所」とは明らかに違うだろうということを示唆するものに出会ったのでした。

【由緒書き】
石碑に彫られた「由緒書き」↓↓↓が社の横にありました。
ところどころ「赤字」になっているところが何かこの場所の不気味さを後押しするようでした。
「赤字」のある「由緒書き」なんて僕は他で見た記憶がありません。
「赤字」の部分のワードを取り出すと次のようです:「(西暦800年ごろ)」、「酒呑童子」、「天子(天皇)」、「源頼光」、「子安の地蔵」、「坂田の金時」、「首から上の病を持つ人々を助けたい」
この赤字のワードだけをつなげて見るだけで、なんとなしにストーリーが浮かび上がってくるようです。
この由緒書きを要約すると以下のようになると思います。
西暦800年ごろ、酒呑童子とその一族が、京の都に現れては悪さをしていた。天皇は源頼光と四天王に酒呑童子を退治するよう命じた。源頼光と四天王は、鬼のいる大江山に入り、苦心の末、酒呑童子を打ち取った。勝利の証拠に、酒呑童子の首を都に持って行こうとしたとき、老ノ坂峠にあった子安の地蔵の前で、首が持ち上がらなくなった。どうも天皇のいる都に不浄な「鬼の首」を持ち込むなということらしい。そこで四天王の一人、力自慢の坂田の金時(いわゆるあの熊にまたがって稽古をしていた有名な足柄山の「金太郎」)が持ち上げようとしたがビクともしない。仕方がないので、その場所にその鬼の首を埋めることにした。それがこの「首塚大明神」である。酒呑童子が源頼光に首を切られる時、それまでの悪行を悔い、これからは首から上の病を持つ人々を助けたいと言った、言い伝えがある。
「首から上の病を持つ人々を助けたい」と言った酒呑童子の言葉に、僕はちょっとホロっときました。
鬼さん、優しいやん!悪行はあかんことや。やったらあかんことや。でも、きっと、鬼さんには鬼さんなりの悪行をする事情があったのかもしれません。どうやら鬼さんの根は優しいと僕は思いました。
でも、タバコはそれでも「首から上の病」どころか体全体の健康にはよくないものですよね。
鬼さんが折角「首から上の病を持つ人々を助けたい」と言ってくれてるのに、「火のついたタバコのお供え物」は、一体何なんでしょうね??
さて、この由緒書きの末尾に「昭和61年3月 宗教法人 首塚大名神社..」と彫られています。
この石碑自体は割と最近(それでも約30年前)に作られたようです。でも「宗教法人 首塚大名神社」って、そんな一つの神社に特化した宗教法人って存在するんですね。
源頼光や金太郎の子孫の方々がその宗教法人をやられているのでしょうか?その法人は今も存在するのでしょうか?
想像は膨らみます(ネットで少し検索してみても、その宗教法人に関する確かな情報は、僕は得ることができませんでした)。


「老ノ坂峠」バス停所から歩いて約10分のところにある「首塚大明神」。
この峠を「鬼の首」は超えることができなかったんですね。
今は国道を通る車の往来が激しいところです。
でも昔はどんだけ不気味なところだったのでしょうね…。
【検証結果】
僕は鳥居をくぐりましたが、呪いにかけられたような出来事は今のところ起こっていません。
撮った写真を見ても、「心霊写真」ぽい写真はありませんでした。
僕は元々霊感もなく、幽霊というものを見たこともありません。
でもとても「心霊」には興味があります。機会があれば「首塚大明神」で心霊体験をされた方のお話も伺ってみたいものです。
