今日1月7日は「七草の節句」の日ですね。
京都の神社でも「七草がゆ」の接待をされるところがいくつかあります。
僕は、福王子神社と上賀茂神社の二つの神社で「七草がゆ」をいただいてきました♪
「七草がゆ」を食べると1年を無病息災で過ごせるといわれています。
僕は2杯食べたので2年分の健康をいただいたのでしょうか? それともただの食いしん坊だったのでしょうか?
【福王子神社】
福王子神社は第59代宇多天皇(867‐931)の母、班子女王(はんし/なかこじょうおう:833-900)をお祀りしている神社です。すぐ近くにある仁和寺の守護神です。
仁和寺は宇多天皇が建立したお寺なので、母が近くで子を守り続けているんですね。
七草粥の歴史は、その宇多天皇の時代に、七種の若菜を入れた粥を神に供えたのが始まりとされているそうです。
福王子神社の「七草がゆ」の接待は、今年は100食用意され、先着順で整理券が配られました。無料です。
僕は2年前は来たのが遅く、整理券をもらえず、七草がゆもいただけませんでした。
今年は早めに行ったので、ありがたくいただくことができました♬ 嬉しかったです。
この神社では社務所のお座敷に上がらせていただき、七草がゆをいただきます。
神前にお供えてあった鏡餅をこんがり焼いて、おかゆの中に入れてあります。
塩加減が絶妙で、付け合わせの大根のお漬物とよく合い、とっても美味しかったです!
ご近所の方の毎年の楽しみのようでした。来られた方に宮司さんが丁寧に挨拶されていました。皆さん顔見知り何でしょうね。
観光で訪れるような有名な神社とは違い、氏神様として地域の方に深く信仰されている様子が伺え、温かい気持ちになりました。
【上賀茂神社】
創建の歴史は諸説あるようですが、京都で一番古い神社の一つです。
初代神武天皇の時代に、神山(こうやま)に賀茂別雷大神(かもわけいかづちのおおかみ)が降臨したのが始まりだとか。神山は神社の裏手にあります。
七草がゆの接待は地元の婦人会の方々によって準備されます。
500食の七草がゆが用意されます(500円/杯)。
地元特産の「すぐき漬け」も添えられます。
奉納されたもち米も「お餅」にして七草がゆの中に入れられます。
結構量があって、腹が満たされました♬
すぐき漬けのしょっぱさと薄味の七草がゆがちょうどいい塩梅で、とっても美味しかったです!
「年の初めに白馬を見ると1年の邪気が祓われるという」中国の故事に基づいて、「曳馬の神事(ひきうまのしんじ)」も行われました。
神職に曳かれた白馬は、橋殿(舞殿)を三回周った後、御祭神「賀茂別雷大神」を祀る本殿の入り口楼門前で挨拶をし、再び神馬舎(しんめしゃ)に帰ります。
御祭神のお力を受けた白馬を私たちが見ることで、神様のお恵みをいただけるようです。
楼門前にたたずむ白馬がなんとも可愛く思いました。馬を引く神職が手綱を引くようですが、ちゃんと(!?)神前で白馬は頭を下げ挨拶をしていたんですよ。
同時に厳かな空気を感じました。
白馬の名前は「神山号(こうやまごう)」。賀茂別雷大神が降臨した神山に由来します。現在は7代目です。
誰でも「ニンジン」をあげることができます(お心づけと共に)。
この日もお子様やご家族などがあげていました。みんな楽しそうな笑顔をされていました♬ そばにいる神職の方が写真を撮ってくれていました。
つぶらな目のかわいい、きれいなお馬さんですね♬
上賀茂神社では、日曜日、祝祭日、毎月1日、神事などがある日に見られます。
普段は近くにある京都産業大学の馬術部の厩舎にいるそうです。
ちなみに神様が乗る馬(神馬)なので、人は乗らないのだそうです。
【福王子神社】
・福王子神社|【京都市公式】京都観光Navi (kyoto.travel)
【上賀茂神社】
・賀茂別雷神社(上賀茂神社:かみがもじんじゃ)公式Webサイト (kamigamojinja.jp)
・KAMO WAKE-IKAZUCHI JINJA(KAMIGAMO-SHRINE)/English Web Page (kamigamojinja.jp)
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