先日(9月16日)の朝、京都・高野川を散歩していたら、土手の上からご婦人たちが、スマホを下の川へ向けて、何やら見ていました。
僕は、そのご婦人たちの様子を見て、「オオサンショウウオがいる!?」っと勘で思いました。
案の定、そこには、一頭の「オオサンショウウオ(オオサンショウウオ科)」がいました!
今年、6月18日に、同じ高野川で見て以来でした(その時のブログ記事はこちら→オオサンショウウオ発見! 高野川 | Taketoの京都ブログ Ma vie à Kyoto (kyoto-taketo.com))。
その時が、僕は野生で見るのが生まれて初めてでした。
そして、またこうやって短期間の間で「オオサンショウウオ」に再会できるなんて、思ってもみませんでした。何てラッキーなんだって思いました♬
こちら↓↓↓は6月18日に見た個体です。
今回見たオオサンショウウオの方が、6月18日に見たオオサンショウウオより大きい気がしました。
高野川には、結構な数が生息しているのでしょうか?
いずれにせよ、オオサンショウウオは、夜行性の動物なので、昼間は、陰に隠れてじっとしているみたいです。
ですので、昼間に見ることは、まずないように思います。
今回、早朝に見れたのも、きっと、夜の行動を終えて、ねぐらに帰るところだったのかもしれませんね。
オオサンショウウオは「特別天然記念物」に指定されています。「特別天然記念物」とは、「天然記念物」の中でも、とりわけ貴重な生き物や鉱物、自然エリア(天然保護区域)を指します。
特別天然記念物は法律で保護されています。勝手に捕獲したり、殺生したら罰せられます。
ですので、仮に、道路とか市街地で見つけた場合、警察に連絡、保護をお願いしないといけません。勝手に触れることも禁じられているからです。
オオサンショウウオについて、疑問がありました。それは、
「上流から下流に流されたオオサンショウウオは、川の堰を超えることなく、下流に居続けるのか?」
ということです。
京都水族館に直接、聞いてみました。京都水族館では、オオサンショウウオをたくさん飼育しているので、詳しい方がいると思い、電話してみました。
答えは、
「夜行性なので、夜は活発に動きます。水槽をよじ登って外に出ようとする個体もいます。その観点から、川の堰を超えて上流に戻る可能性はあります。しかし、中には高い堰もあるので、ルートを間違えると、超えられないことがあります。実際、大きな川の大きな堰の下に、何頭も ” この子たち” が重なっているのを見ることがあります。」
とのことでした。
一度、河川の堰の下で重なっている「オオサンショウウオ」を見てみたいです。
京都水族館の水槽で、「重なっているオオサンショウウオ」を見ることができますが、さしずめそのようなイメージが頭に浮かびました。
さらに、答えの補足として、
「本来、上流に住んでいる ” この子たち” ですが、下流でたむろする場所が、生育環境として、良くないとは言えない。」
とのことでした。
僕は、大雨で上流から流されてきたオオサンショウウオが、不憫に思っていました。
できることなら、本来の住かである上流にかえしてあげたいって思いました。
しかし、
案外、どこでも強く、たくましく生きているようです♬
もうひとつの疑問は、
「護岸工事や河川の整備(治水工事)のため、重機などが入ることがあるが、その時、そこにいる生き物はどうなるのか?」
ということです。
答えは、
「工事前には事前に調査が入ります。そして、希少種がいたら、別の場所に一時的に保護します。」
とのことでした。
それを聞いて、僕は一安心をしました。
電話対応していただいた、京都水族館の職員の方が、オオサンショウウオのことを、親しみを込めて「この子たち」と呼んでいました。愛情を込めて、飼育されてされているのだなと、思い、嬉しくなりました♬
オオサンショウウオが住む高野川は、自然環境がいいのだ思います。
今度はいつ、オオサンショウウオに出会えるかわかりませんが、いつまでも、生き物の住み良い環境の高野川であって欲しいと思います。
高野川にて。
【京都水族館】
公式ホームページ:梅小路京都西駅からすぐ「京都水族館」【公式サイト】 (kyoto-aquarium.com)
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