京都御苑の片隅に「タイサンボク(モクレン科)」が花を咲かせています。
場所は、北西にある「乾御門(いぬいごもん)」入ってすぐのところです。
京都御苑に生える植物の中で「一番大きな花」をつけます。直径が25cmくらいもあります。人の顔くらいの大きさがあります。
とてもきれいです!ほれぼれしました!!
香りもいいです。清涼感あるシトロン系で少し甘い感じの匂いがします。嗅いでいると気持ちが落ち着きました。僕はこの匂い好きです♪ 例えがあんまりかもしれませんが、「バスクリン」の匂いに似ていると思いました。
ちなみに、京都御苑(面積約90ha :1300m×700mの長方形の敷地。)の敷地内に、約500種類の植物、約5万本の木が植えられています。
その中の花の大きさナンバー1です!
【花言葉・誕生花】
花言葉:
・「前途洋々」: 背が高く伸び、花が上を向いて咲く様子が、「未来が開けている」様を連想さすため。
・「壮麗(そうれい)」: 花が大きくて立派で美しいため。
誕生花:6月8日
【名前の由来】
「タイサンボク」はフランス語で「Magnolia à grandes fleurs (大きい花のマグノリア)」と言います。
その「Magnolia」は、18世紀のフランスの植物学者ピエール・マニョル(Pierre Magnol :1638~1715)の名前から来ています。
和名の「タイサンボク」は漢字で「泰山木」と書きます。中国山東省中部にある名峰の泰山(たいざん)から来ています。花や葉が大きい「タイサンボク」がきっとその「泰山」の雄大さ(見たことありませんが…)を連想させたのだろうと思います。「泰山」の写真はこちら→泰山 – Wikipedia
また、大きな盃(さかずき)のような花の形から「大盃木」と呼ばることにも由来するそうです。
子供のころ、「タイサンボク」をスケッチしたことがあります。その「タイサンボク」は写真のものほど大きくなく、花も咲いていませんでした。ただ、スケッチはうまく描けて、我ながら「植物の絵はうまいな」と自画自賛していました。
それから40年が経ち、初めてタイサンボクの花を見ました。びっくりするくらい大きくて、きれいで感動しました。あの「タイサンボク」はこんな花をつけるのかと初めて知って、嬉しくなりました♬
つぼみもたくさんついていました。これからの時期、しばらくの間、大きな花の「タイサンボク」を香りと共に楽しめそうです!!
京都御苑にて。
【植物の名前が知りたい方へ】
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