今朝の京都は晴れ、やや寒い朝です。でも空は青空、気持ちのいい朝でした。
一昨日(4月8日)、カタクリとギフチョウに会いに、小塩山を(おしおやま:標高642M)に登った時、カタクリの咲いている谷に「ニリンソウ(キンポウゲ科)」の花がちらちら咲き始めていました。
小塩山の過去のブログ記事はこちら↓↓↓をご覧くださいね♬
→https://kyoto-taketo.com/2021/04/03/plante-65/(カタクリ咲き始め)
→https://kyoto-taketo.com/2021/04/08/insecte-8/(満開のカタクリとギフチョウ)
→https://kyoto-taketo.com/2021/04/09/plante-69/(シハイスミレ)
ニリンソウは名前の通り、一つの茎から二輪の花を咲かすのが特徴です(しかし、個体差があり、必ずしも二輪ではなく、一輪から四輪の花を咲かせるそうです)。
でも、一輪目と二輪目が同時に咲くわけではなく、一週間ほどの時差があります。
僕が見た時はまだ一輪目が咲き始めたところだったので、二輪が咲いている様子は見られませんでした。
花は小さく(直径2cmくらい)、真っ白な花がとても美しかったです。
ニリンソウは俗に「スプリング・エフェメラル(Spring ephemeral)」と呼ばれる春の花の一つです。
「スプリング・エフェメラル(Spring ephemeral)」は英語です。意味は「儚い(はかない)春」を意味します。たぶん、フランス語では「Printemps éphémère」となると思います。
「スプリング・エフェメラル」と呼ばれる春の花には、カタクリやニリンソウの仲間のイチリンソウ、フクジュソウ、セツブンソウ、エンレイソウなどがあります。
どの花も春先に花をつけ、落葉樹の葉が茂る夏になると地上部は枯れ、姿を消します。その様子がまさに「スプリング・エフェメラル」と言われる由縁なんですね。
しかし、地下茎は生き残り、来年の春まで地中でのんびり過ごし、また再び葉を出し、花をつけます。
ニリンソウ、カタクリ、エンレイソウはこんな落葉広葉樹林に生えてます↓↓↓
春先のほんのわずかな期間だけ葉を茂らせ、花をつける、「スプリング・エフェメラル」は、まさに「春を告げる植物」でもあります。
彼らが姿を見せる期間は短く、「はかなさ」を感じさせます。サクラの花みたいです。きっとその「はかなさ」の中に見える「美しさ」が日本人は大好きなのでしょうね。日本人はよく(自分の?)「人生」と重ね合わせたりもしますね♬
僕も自分の人生、「スプリング・エフェメラル」の花たちのように、一度は花を開かせたいです(でもどういう時を持って、花開くって言うんでしょうね?ふと思ったのが、花たちのように「人」を笑顔にしたときが「花開いたとき」なのかなって。僕もいろんな人たちを笑顔にできる人でありたいって思います。でも冷静に考えたら、良きパートナーと出会え、幸せを感じるときが「花開いた」時とも言えるのかなって思いました。)
京都・小塩山にて。
【植物の名前が知りたい方へ】
道端などで知らない植物を見つけた時「この植物なんていう名前だろう?」って思われた方もいるかもしれません。
そんな時は、
専門家に質問ができ、結構早くに返信が返ってくる「エバーグリーン」というサイトが便利だと思います。
ご利用手順は簡単です↓↓↓
1. サイトを開き(クリック)→https://love-evergreen.com/
2.サイトに登録(無料)。
・登録後は「マイページ」がサイト上に自動で作成されます。
3.「マイページ」を開き、サイト上の「Q&A」より「質問」と「知りたい植物の写真」を投稿します。
4.割と短時間で専門家の方の返信が来ます。
僕は、今まで数回、質問をしてみました。返信内容は的確で、信用できると思いました。
アプリとか図鑑とかと違い、直接、人に質問できるのがいいなと思いました。
【おすすめ図鑑紹介】
僕の愛用している「学生版 牧野日本植物図鑑」です。この図鑑にある、牧野富太郎博士が描いた植物たちの絵が緻密で、素晴らしいです。一生ものにする価値がある図鑑だと思います。
以下のSNSをフォローする