今日、琵琶湖疎水でメジロガモ(カモ科)を見ました。2羽いました。昨シーズンにつづいて僕は2度目の観察になりました。嬉しい出会いでした♫ 昨シーズンも琵琶湖疎水で見ました。昨シーズン観察したのは1羽だけでした。
今回観察した個体は2羽とも、雄1年目冬(第1回繫殖羽の状態)の幼鳥だそうです。日本で成鳥に会える機会は少ないみたいですね。
メジロガモは冬鳥です。メジロガモは毎年少数が西日本で観察されるものの、日本で会えるのはとても珍しいカモの仲間だそうです。元々はヨーロッパ・アフリカのカモです。20世紀では日本で見るのはより珍しかったようです。その後分布域が変化し、中国での繁殖域で数が増え、こうやって京都でもお目にかかることができたようです。
ただ不思議なのは、メジロガモが日本では同じ場所に毎年飛来することはまずないという話を僕は聞いてました。しかし、今シーズンも同じ場所で出会ったメジロガモ。しかも飛来数が増えました!今回も昨シーズンに続いて飛来したのは幼鳥なので、昨シーズン飛来した個体とは異なるのでしょう。だって昨シーズン出会った幼鳥は今シーズンは成鳥になっているはずだから。
いずれにせよ2年続けて京都で出会えた珍しいカモ、メジロガモ。勝手な想像ですが、メジロガモの仲間内で「京都はいいところだから!」という噂が広まっているのカモ、と思いました(笑)。
Aujourd’hui, j’ai trouvé des Fuligules nyrocas sur le canal du lac Biwa à Kyoto. Cet oiseau est migrateur. Mais on dit qu’il est très rare que l’on puisse voir cet oiseau au Japon ! Cétait la deuxième fois que j’ai vu cet oiseau à la suite de l’année dernière. L’année dernière, j’ai vu un Fuligules. Et cette année, deux ! Le nombre a augmenté ! Si cela se trouve, parmi ces oiseau, il se peut qu’il y ait une rumeur comme ” Kyoto, c’est une belle ville ! Il faut y aller !! “.
J’ai été content de ces retrouvailles avec cet oiseau !
Peut-être qu’en Europe vous pourriez en voir assez souvent, non ?
「雑種・メジロガモ×キンクロハジロ」もいました。
関連記事:「雑種・メジロガモ×キンクロハジロ」- 今シーズンも戻って来てくれました♬ – 琵琶湖疎水・夷川船溜 | Taketoの京都ブログ Ma vie à Kyoto


【「琵琶湖疎水」とは何?】
琵琶湖疎水は1890年に完成した運河です。名前の通り、琵琶湖より水を引いています。
琵琶湖疎水には、主に3つの運河があります。大津市観音寺から京都市伏見区堀詰町までの全長約20kmの「第1疏水」、全線トンネルで第1疏水の北側を並行する全長約7.4kmの「第2疏水」、京都市左京区の蹴上付近から分岐し北白川に至る全長約3.3kmの「疏水分線」です。完成より130年以上経っていますが、今も現役で活躍しています。
「琵琶湖疎水」建設の背景には、1869年の遷都(首都が京都から東京に移った)があります。遷都以降、京都は人口も減り、産業も衰えていきます。
そんな京都を盛り上げるため、当時の京都府知事であった北垣国道が琵琶湖疎水建設計画を打ち出します。琵琶湖から京都へ水を引く(運河を作る)計画です。疎水ができることで、①運河を通って人や物の流通をよりスムーズにでき(運河のない頃の京都―大津間の輸送は山を越えないといけなく、かつ人や馬が運んだため大規模な輸送は難しかった)②農業用かんがいを引くこと③飲み水の確保④運河の水の流れを利用した水力発電を可能にすることができると考えたのです。
ちなみに、桜並木で有名な「哲学の道」沿いに流れている運河は、「疎水分線」です。
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