今朝の京都は曇っています。肌寒い天気、ちょっと季節が逆戻りしてしまった感じがします。
先日(3月31日)、小塩山(おしおやま:標高642m)↓↓↓に登ってきました。この山は京都の南西部、西山山地の一角にあります。
目的は「カタクリ(ユリ科)」の花を見ることでした。
信州や東北ではどこにでもある植物で、山菜料理として食べるそうですが、近畿より西では貴重な植物になっています。
京都では、小塩山山頂付近の限られたところにカタクリは自生しています。
4月8日にも小塩山に登りました。その日は、カタクリは満開、ギフチョウにも会えました♬→ギフチョウとカタクリ 「春の女神」に会えました! とても嬉しかったです!! 小塩山 | Taketoの京都ブログ Ma vie à Kyoto (kyoto-taketo.com)
カタクリの自生地には囲いをしていて、イノシシなどの獣害や人からカタクリを守っています。
守っているのは、「西山自然保護ネットワーク」です。1999年4月に「小塩山のカタクリを保護する」目的で結成されたボランティア団体です。
その囲いの中に入れる期間は限定されています。今年は4月4日から25日となっています。
僕が訪れた日は、まだ囲いが開放されていませんでした。ですので、囲いの外から咲いているカタクリの写真を撮らせてもらいました。
詳しくは、「西山自然保護ネットワーク」のホームページをご覧ください→http://www.nishiyamanet.sakura.ne.jp/
小塩山のカタクリの自生地はすべて私有地です。地主の協力を得て、「西山自然保護ネットワーク」がカタクリの保護にご尽力されています。
今年は例年より開花が早いそうです。
カタクリの蜜を吸いに来る春の女神「ギフチョウ」も例年より早く羽化したそうです。しかし、残念ながら、この日は会うことはできませんでした。
カタクリの写真でよく見るのが、花びらを上にそらせている可憐な花↓↓↓です。この姿になるのは、太陽光が当たってる時なのだそうです。人間で言うと、太陽の下ストレッチして体をそらせているイメージでしょうか?
カタクリは料理でもよく使う「片栗粉」の原料でした。鱗茎を干して上質なでんぷん粉を取っていました。
しかし、少量しか取れず貴重なため、現在市販されている「片栗粉」は、ジャガイモやサツマイモのでんぷんから作られています。
カタクリは生長がゆっくりな植物です。種子から花が咲くまでなんと7~9年かかるそうです。
京都では貴重なカタクリ、これからも花を咲かせ続けて欲しいです。
京都・小塩山にて。
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道端などで知らない植物を見つけた時「この植物なんていう名前だろう?」って思われた方もいるかもしれません。
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専門家に質問ができ、結構早くに返信が返ってくる「エバーグリーン」というサイトが便利だと思います。
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アプリとか図鑑とかと違い、直接、人に質問できるのがいいなと思いました。
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