今日は肌寒いです。こういうお天気を「花冷え」というのでしょうか?
昨日、今日と降った雨でだいぶ散ってしまった花びらたちが哲学の道沿いを流れる琵琶湖疎水に落ち、ただ流れてました。そして途中の水門のところで溜まっていました。こういうのを「花筏(はないかだ)」と呼ぶのだそうです。花びらがまるで筏のように流れていくんですね。
満開を迎えたと思ったらすぐ散ってゆく桜たち。少し寂しい気もしました。ただ散りゆく様子もまた美しいものですね♬
人生、いろいろなことがあります。きっと、どんな時も、どんなステージにいても、人生は美しい、はずと僕は思いたいです。だって、そこで今、生きているだけで、それは素晴らしいこと、奇跡!なんだと 思うからです。地球って星は確かに生きづらい(と僕は思います)ですからね。
A midi, je suis allé au chemin de la philosophie. Par les pluies d’hier et d’aujourd’hui, des pétales de cerisiers sont assez tombés. Et des pétales tombés coulaient sur le canal qui longe le chemin de la philosophie. On appelle les pétales qui coulent sur l’eau le ” radeau des fleurs (en japonais ” Hana ikada “) ” au Japon. Des pétales de cerisiers restaient au barrage. C’est un des spectacles représentatifs du printemps à Kyoto.
Il y a environ 450 cerisiers sur le chemin de la philosophie qui fait environ 1,8 km de long.
【哲学の道の桜は誰が植えたの?】
桜並木に関しては、1921年、日本画家・橋本関雪(はしもとかんせつ :1883-1945)の妻、よねの発案が始まりでした。
画家として大成した関雪がお世話になった京都へのお礼を考えていたところ、よねが桜の寄贈を提案したのです。そして約300本の桜が京都市に寄贈され、現在の桜並木が作られたのです。
当時の桜は寿命もつき、代替わりをしているようですが、今も親しみを込めて、哲学の道の桜並木の桜たちのことを「関雪桜」と呼ぶようです。ちなみに「関雪桜」の大半はソメイヨシノだそうです。
現在、哲学の道沿いには約450本の桜が植わっています。
【哲学の道】
・「哲学の道」は京都市の北東、銀閣寺のすぐそばにある琵琶湖疎水沿いの遊歩道です。長さは約1.8㎞あります。
・なぜこの道を「哲学の道」と呼ぶのかというと、それは、「哲学者たち」が思案にふけりながらこの道を散歩していたからだそうです。京都大学の哲学者たち(西田幾多郎、和辻哲郎、田辺元(はじめ)など)の思いのつまった「道」みたいですね。
・琵琶湖疎水は1890年に完成した運河です。名前の通り、琵琶湖より水を引いています。作られた大きな目的は京都を盛り上げることでした。
・1869年、首都が東京に移って以来、京都は人口も減り、産業も衰えていきます。そこで当時の京都府知事であった北垣国道が琵琶湖疎水建設計画を打ち出します。琵琶湖から京都へ水を引く(運河を作る)計画です。疎水ができることで、①運河を通って人や物の流通をよりスムーズにでき(運河のない頃の京都―大津間の輸送は山を越えないといけなく、かつ人や馬が運んだため大規模な輸送は難しかった)②農業用かんがいを引くこと③飲み水の確保④運河の水の流れを利用した水力発電を可能にすることができると考えたのです。
その琵琶湖疎水の分流が哲学の道沿いに流れている運河なのです。
・哲学の道が現在の形に整備されたのは1968年のことです。
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