京都府立植物園の温室で、11月16日、アフリカで一番大きな花「アリストロキア ゴルデアナ」が、日本で初めて開花しました。世界でもカナダの植物園で開花していますが、他に例がないようです。
「アリストロキア ゴルデアナ」は、アフリカのカメルーン、赤道ギニア、ナイジェリア、シエラレオネの熱帯雨林で生育しているそうです。
開花期間は2,3日とのこと。もって今日19日までの開花のようです。このブログを読んで、もし機会ありましたら是非、植物園の温室へ!(今日温室は、9時~20時まで開いています。ただし、16時~17時の間は入れません。)
僕は昨日見て来ました。迫力ありました!ワインレッドの花の色がとてもキレイでした。感動しました!
Hier, je suis allé voir la fleur de Pararistolochia goldieana dans la serre du jardin botanique de Kyoto.
On dit que cette fleur est la plus grande fleur en Afrique. Il semble que cette plante pousse dans les forêts tropicales humides à basse altitude du Cameroun, du Nigeria et du Sierra Leone, de la Guinée équatoriale.
Il paraît que la floraison de cette plante est la première fois au Japon !!! Quel exploit !!!
直径が30㎝くらいあろう大きな花が地面に横たわっていました。なんかの水生動物(クジラっぽく見えた)が横たわっているように見えました。
ウマノスズクサ科の植物特有のラッパの形をしたお花でした。京都ではなじみのある植物、「フタバアオイ(ウマノスズクサ科)」も似たような形の花をつけますね。フタバアオイは「葵祭」で使われる植物です。
花は来園者に背を向けていました。そのため、花がよく見えるよう鏡が置いてありました。
京都府立植物園では、最初、株を買ってきたそうです。それから約8年、室温や湿度を調整し、つる性の植物なので、ちゃんとつるが上に伸びるよう、隣の植物にからませたりと、いろいろ思考錯誤を重ねながら今回の開花にたどり着いたようですね。
植物園の方の植物に対する愛情や情熱をひしひしと僕は感じました。
改めて、京都府立植物園のすごさというか、底力というか、植物への深い知識や専門性、そして尊敬の念を感じました。
確実ではないようですが、花芽もついていました。
ひょっとしたら12月にも咲くかもしれない、ということです。
Xで最新情報をチェックできるようです↓↓↓ 要注目です!
(1) 【公式】京都府立植物園(@kyotobotagarden)さん / X (twitter.com)
Youtube動画でも紹介されています↓↓↓ ! 花は鏡越しにしか実際は見れないのですが、Youtube動画では、カメラが花の真正面から入って映像をとっています。花の内部が詳細に観れて面白かったです。
是非ご覧ください!
Vous pouvez voir bien la fleur la plus grande en Afrique par la vidéo de Youtube ci-dessous !
【京都府立植物園】
京都府立植物園は1924年に開園した日本最古の公立総合植物園。今年で99年目。
総面積:約240 000 ㎡
植物の種類:約12 000 種類
【開園時間】午前9時から午後5時まで(入園は午後4時まで)
【観覧温室開室時間】午前10時から午後4時まで(入室は午後3時30分まで)
【休園日】12月28日~1月4日まで
※「紅葉ライトアップ開催中」2023年11月10日(金曜)から12月3日(日曜)まで
17時以降は、ライトアップエリアのみ観賞いただけます。
17時以降は、賀茂川門と北泉門はご利用いただけません。
ライトアップ期間中は、観覧温室を夜間無料開室します。
【観覧温室夜間無料開室:午後5時から午後8時まで(入室は午後7時30分まで)】
アクセスなど詳しくは公式ホームページをご覧ください→京都府立植物園 KYOTO BOTANICAL GARDENS/京都府ホームページ (PREF.KYOTO.JP)
【大切なこと】署名のお願い ~京都府立植物園が危ない!~
まだまだ署名が必要です!
一度次のページを覗いていただけないでしょうか?→ キャンペーン · 京都府立植物園が危ない!「生きた植物の博物館」の存続にあなたのお力をお貸しください! THE KYOTO BOTANICAL GARDENS ARE IN DANGER! · CHANGE.ORG
京都府立植物園は、植物園のある「北山エリア」の再開発計画により、存亡の危機にあります。
具体的には、植物園の一部を壊し、商業施設などを建設、そして人の出入りが自由にできるようにする、園内の大広場を野外コンサート場として使用するなどです→追記:植物園内の開発は温室の移転計画などはあるもののほぼ見直されたようです。この見直しは、皆さんの署名のおかげです。ありがとうございます。
しかしながら、植物園に隣接する京都府立大学構内に「巨大商業アリーナの建設」が計画されているようです。そのことにより、植物園内のバラ園などへのダメージが懸念されています。
その他まだ「北山エリア再開発計画」による問題が残っているようです。
詳しくはこちらをお読みください→ 「なからぎの森」No19.pdf (nakaraginomori.com)
僕は「北山エリア再開発計画」に反対です。
Bonjours à tous,
En ce moment, il y a un projet par lequel on exploite la zone où il y a le jardin botanique de Kyoto. C’est à dire que l’on va construire une dôme pour les spectacles amusants et des magasins commerciaux en envaissant une partie du jardin botanique. A cause de ce projet, le jardin botanique risque de diminuer sa fonction importante.
Par exemple, on cultive dans ce jardin plus de 12 000 espèces de plantes . En plus, le jardin sert de lieu de repos très tranquille et apisant pour des citoyants kyotoïtes et des visiteurs qui viennent d’autres préférctures.
Mais avec ce projet, cet espace important pour la population va être détruit…
On demende la signature (la pétition ) contre ce projet.
Si vous pouvez, veuillez participer à cette campagne en appuyant sur le lien ci-dessous ?
Merci beaucoup.
Taketo
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こんばんは
16日に テレビニュースで 見ましたが 今回は 行けませんでした。
こういう 植物の 開花は 府立植物園の 技術力の 高さ を 思います。
職員さんたちの 長年に亘る 強い 使命感 や 情熱 、
そして 試行錯誤と 努力の 賜物 ですね !
2016年に 温室の南側 の 屋外で 見た のは
数十年に 一度 、 生涯に 一度だけ 咲き、 花後は 枯れる
という アオノリュウゼツラン の 2本 同時開花
そして 今年7月に 温室で見たのが 「 キソウテンガイ 」 の 地味な雄花
ナミブ砂漠の 一部だけに 分布し、 1000年近くも 生きる という
まさに 奇想天外 な 想像を 絶する 珍奇な 生き物!
環境が 全く異なる 地で こんな 希少種の 植物の花 を 見ることができる
府立植物園 は さすが 歴史と 熟練を 重ねて来た 公立植物園
その 技術力 と 情熱を 本当に 素晴らしい! と 思います。
カワセミさん
こんばんは。コメントありがとうございます。
僕も、府立植物園の技術力、情熱など、感じました。
職員さんがおっしゃっていました「花が咲いたのが土日でよかった。よりたくさんの方に見てもらえるから」。
これなんですよね。まずは知ってもらうってこと。それが使命の一部であり、大切なこと。そのことをとても意識して、皆さん植物と向き合ってらっしゃる、そう感じました。
北山再開発問題はまだ解決はしていません。でも、こんな素晴らしい植物園、大切にしない「再開発」って、世界的、地球的に見ても愚かなことだと、今回のアフリカ一大きい花の日本初開花を見て、より強く思いました。