今朝の京都は雨、町は雲の中です。本格的な春を迎える前に、自然が一呼吸する時間を持った、そんな感じがします。静かです。
昨日の夕方も小雨が降っていました。そんな中、鴨川散歩をゆっくりしていたら、一株の大きな「ジンチョウゲ(ジンチョウゲ科)」に出会いました。
花が白いのでおそらく「シロバナジンチョウゲ」だと思います。満開でした。
とても甘い強い香りがしていました。見た目もそうですが、まさにその匂いで「ジンチョウゲなや」と思いました。
ジンチョウゲの花に会うと「春が来た」と思います。小さいころからそう思って生きてきました。
ジンチョウゲで思い出すものがもう一つあります。
それは、松任谷由実さんの「春よ、来い」という歌です。歌詞の最初の方に「ジンチョウゲ」が出てきます。
とても美しい歌だと思います。同時に、聞くたび、思い出すたびに僕は「切ない気持ち」になります。「希望」も感じます。
「東日本大震災」の起きた3月11日がちょうどジンチョウゲの花の時期と重なります。
「生きている」って何なんでしょうね?
毎年、何があっても、「春」は来て、「ジンチョウゲ」は咲きます。
「今、生きていること」が何よりも尊いって思います。
「今、生きているから」、このジンチョウゲのように、「ちゃんと花を咲かせたい」。花を見て、怒る人はいないだろうから。花を見たら、喜ぶ人がいるだろうから。
この曲は有名なので、誰しもが一度は聴いたことあるかとは思います。オリジナルバージョンの曲がYoutubeにアップされていました。このブログにもその動画を貼っておきますね↓↓↓
「春よ、来い」松任谷由実作詞・作曲
ジンチョウゲの花言葉は「栄光」「不死」「不滅」「歓楽」「永遠」です。
「春よ、来い」の歌詞と重なります。ジンチョウゲにぴったりな素敵で力強い花言葉のような気がします。
京都・鴨川にて。
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