昨日の夕方、鴨川で、日光浴をしているアオサギ(サギ科)に会いました。
沈む夕日の方向に体を向け、羽を広げていました。羽を広げる?といってもなんか中途半端に広げているようでした。カワウみたいに大きく羽を広げるでもなく、控えめに広げてる?って感じに見えました。
僕はその姿が、「アオサギが座禅をしている」ように見えました。
Hier soir, je suis tombé sur un Héron cendré sur le bord de la rivière Kamo. Il faisait sécher les ailes en se trounant vers le soleil couchant. On dirait qu’il faisait le zazen, de la méditation zen en s’asseyant en lotus. Il me paraissait divin aussi !
こちらはカワウ↓↓↓です。大きく羽を広げてますね♬ カワウが羽を広げるのは、羽を乾かすためだそうです(” 羽干し ” というそうです)。潜水鳥のカワウはエサを獲るためによく水に潜ります。でも羽は水が染みやすいんですね。だから乾かす必要があるそうです。
同じ潜水鳥のカモ類などは、尻尾の付け根あたりにある尾脂腺(びしせん)という部分から出る脂肪を羽づくろいの時に塗ります。これは防水になるんですね。
でもカワウはこの尾脂腺が発達していないため、あまり脂肪が分泌されないそうです。その理由は、油脂(脂肪)の撥水による空気の内包が潜水行動の邪魔になるからなのだそうです。
だから水に潜る度に羽はびしょびしょになって重くなるので、大きく羽を広げて乾かしているのですね。もちろん何かの場合すぐ飛び立てるよう乾かすことは必然なのでしょうね。
では、【アオサギは何で「日光浴」をするのでしょうか?しかも独特?な広げ方で??】
僕はこう思ました。
「太陽に向かって羽を広げていたので、羽を乾かすと同時に、体も温めているのではないかと思いました。大きく羽を広げてしまったら、かえって自分の大きな翼で体に影を作ってしまい、温まらなくなるのかも?って思いました。また大きな翼なので広げてしまったら疲れるのかな??」
鳥に詳しいお友達がこう教えてくれました。ありがとうございます!
「アオサギには粉綿羽(ふんめんう)というサギ類特有の羽毛を正常に保つ仕組みがあります。このこととこの姿勢には一定の関連性があると理解しています。カモ類では尾脂腺という器官から分泌される脂を羽毛に塗り付けるのですがサギ類では粉綿羽がこの役割をすると考えられています。しかし過去の観察でアカガシラサギには明瞭な尾脂腺が存在するのを観察しているので詳細は不明です。
カワウの場合は明確に濡れた羽の乾燥が目的ですがアオサギの場合はどちらかというと日光浴です。人間でもサンオイルを塗って日焼けをしたがる人と日光が苦手な人がいるように個体によってこのスタイルをとるかは個体差があります。多くの鳥類は羽毛を清潔に保ち病害虫からの被害を防ぐため羽繕いのほかに水浴び、日光浴、砂浴び、蟻浴といった浴びる動作が見られます。
なお粉綿羽は他にハト類やオウム類などにも見られます。」
・関連リンク「粉綿羽について」:鳥って不思議3 羽 – 救護センターブログ | ブログ | 京都市動物園 (city.kyoto.jp)
別の角度からも撮らせていただきました。
夕日を全身に浴び、最高に気持ちよさそうでした。
その姿は神々しくも見えました。
人が近づいてもまるで動じず。ほんまに瞑想をしている感じでした♬ 禅の心ここにあり。
僕ならきっと人が近づいてきたら気になってしゃあないと思いました(笑)。
【鴨川】
・鴨川は、桟敷ケ岳付近を源流とし桂川の合流点まで京都市内の南北を流れる約23kmの河川。
・春は桜並木が美しい。
・夏は「納涼床(のうりょうゆか)」が設置され(二条通~五条通)、風に吹かれながら食事ができる(納涼床の設置は2023年は5月1日~9月30日まで)。
納涼床HP:京の風物詩 京都鴨川納涼床への誘い (kyoto-yuka.com)
・秋から冬には多くの冬鳥が飛来する。
・ジョギングやウォーキング、デートや犬の散歩など多くの市民や観光客に愛される京都を代表する川。
【鳥の名前が知りたい方へ】
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僕もよく利用しています。
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