今日2月3日は節分ですね。旧暦にいう、明日から春であり、新年でもありますね。
この日いただくにふさわしい「厄除けのお菓子」があります。
法螺貝餅(ほらがいもち)です。名前の通り、法螺貝の形をしています。
法螺貝餅は、東山安井にある和菓子屋「柏屋光貞(かしわやみつさだ)」が考案した和菓子です。
法螺貝餅は、年に一回「節分の日」だけに販売される完全予約制の和菓子です。僕は事前予約をした上、「法螺貝餅(5個入り・1500円)」を購入しました。
Aujourd’hui, le 3 février, c’est le jour du Setsubun. Le Setsubun indique la ” veille du printemps” selon l’ancien calendrier. A Kyoto, on fait la fête du Setsubun dans certains temples bouddhistes ou certaints sanctuaires shinto. Dans la fête, on prie pour chasser le mauvais esprit et faire entrer le bonheur à la famille et passer sans maladies, ni incidents.
Il y a un gâteau qui se vend seulement ce jour-ci, le jour du Setsubun. C’est le ” Horagaï mochi ” (mochi : gâteau de riz, en forme de Triton géant : sorte de coquillage appelé ” Horagaï / ほら貝/法ら貝/ 法螺貝 ” en japonais) “. On croit que ce gâteau permet de chasser le mauvais esprit si on en mange !
【法螺貝餅の由来】
元々は9代目店主が、戦後、聖護院が新たに本山修験宗として再出発する際(1872年「修験道廃止令」発令により一度、天台寺門宗に属した)に、当時の門主、岩本光徹師の要請に応じて作った和菓子だそうです。
その時、節分の祭りを一般の方でも参加できるようにし、護摩供養のお菓子として販売したのが始まりだとか。それまでは、聖護院は門跡寺院(門主を皇族関係者が務めるお寺)として格式あるお寺で、一般の方には敷居が高かったようです。一般の方も受け入れるようになった「新たな聖護院」の象徴の一つが「法螺貝餅」のようです。
9代目店主は、山伏(修験道の行者)だった関係のため、当時の門主が彼に和菓子製作を依頼したようです。
【実食レビュー】
法螺貝餅の大きさは一口大です。材料は、砂糖、白小豆、味噌、小麦粉、ゴボウです。
味は、味噌の濃厚な味としょっぱさ、白あんの甘さが程よく口に中で混ざり合ったような味でした。焼き目のあるクレープ生地の柔らかい食感がよく、洋菓子菓子を食べているような感覚にもなりました。
法螺貝の吹き口に、柔らかく煮たゴボウをあしらっていました。ゴボウの食感も面白かったです。
味噌やゴボウ(お正月に京都で食べる「花びら餅」にも使われます)を使うあたりが、まさに京都風だと思いました。
・関連記事:花びら餅 新春の和菓子 鶴屋吉信 | Taketoの京都ブログ Ma vie à Kyoto (kyoto-taketo.com)
慣れない人は「?」と思うような味かもしれませんね。僕はこの和菓子の味は好きです。箱に入っていた5個の法螺貝餅を一気に食べてしまいました。とっても美味しかったです!
・京菓子舗「柏屋光貞(かしわやみつさだ)」。1806年創業。
看板の文字は、法螺貝餅の製作を依頼した、聖護院門主・岩本光徹師の筆みたいです。
【法螺貝と山伏】
節分の今日、聖護院を訪れました。境内には多くの山伏(修験道の修行者)がお手伝いに来ていたようです。山伏たちは法螺貝を吹いてました。参拝客を迎えていたのでしょうか?
法螺貝は仏具(楽器ではないらしい)です。法螺貝を吹くのは合図だそうです。いろんな行事の節目節目に吹いたり、山で修業中、仲間に合図を送るためにも吹くのだそうです。
魔除けの意味も込められているみたいですね。
聖護院のHPを見ていると、今は誰でも「山伏」になれる可能性があるそうです(山伏の資格を得るためしなければいけないことはあるそうですが)。「来るもの拒まず、去る者追わず」の精神で、志ある者には門戸が開れているようです。
・関連リンク:聖護院|修験道 (shogoin.or.jp)
境内にいた山伏さんに頼んで僕のために吹いてもらいました。すごくいい音で感動しました(写真↓↓↓の山伏さんにはブログへの掲載許可はいただきました)。
【鬼たちと触れ合える!】
おや?山伏さんの後ろには、赤鬼さんがいらっしゃいました!
実は、聖護院では、節分の日には、鬼さんたちが境内をうろうろしています。彼らはとても優しく、おもてなしの気持ちいっぱいの方々でした。
僕は赤鬼さんに加持祈祷をしていただきました。” 邪気 ” として追い払われる立場の鬼に、邪気を払ってもらったんです。訳はよくわかりませんが、ご利益が大いにあったはず、だと僕は思っています♬ 「毒を持って毒を制す」??面白い経験をさせてもらいました!
Je suis allé aussi au temple Shôgo-in. En fait, l’ancien du chef des bonzes a demandé de faire le gâteau ” Horagai mochi ” à la cofiserie. Ce temple est celui du ” Shugendô / 修験道 ( une religion propre au Japon qui contient des éléments bouddhiques )”. Même maintenant il y a beaucoup d’ascètes appelés ” Yamabushi / 山伏 ” (à droit sur la photo ci-dessous) qui s’entraînent pour atteindre le Nirvana (réveil). Le Yamabushi joue du Horagaï (dans ses mains sur la photo ci-dessous) dans la fête.
京都では 四季折々の 伝統行事 が 大切に 脈々と 受け継がれていることが
素晴らしい ですね。 そして 和菓子 も また 然り、 ですね。
節分の日 1日だけの 完全予約販売 の 「法螺貝餅」 貴重な 菓子 なのですね。
私は まだ いただいたことが ないのです。
山伏さんは 地元の 一言寺の 護摩供 や 醍醐寺の 「五大力さん」で
よく 拝見しています。 ( 2月23日 は 醍醐寺の 五大力さん です )
毎年 立春の頃に 咲き出す 私にとっての 一番桜
JR桃山駅 1番ホーム の 寒桜 が そろそろ 咲き出しているかな ? と
今日 行ってみたら ちらほらと 開花 し始めていました (^^♪
この2年ほどの 奈良線 複線化工事で この駅も 大規模工事 だったので
ホーム上にある この古木は 伐採されてしまうだろう と
心配していましたが 枝 半分は バッサリと 伐採されたものの
木自体は 残してもらえたので とても うれしい です。
半分になっても 今年も 残りの枝 いっぱいに つぼみを つけています。
その 健気で たくましい姿 に 感動 します! !
「はなせんせ」に 写真を 投稿 しました。
まだ 開花し始めたばかりなので 見頃は まだ 先 ですが
「桜」の 開花情報 として コメント させて いただきました ♪
カワセミさん
おはようございます。コメントありがとうございます!
京都では1年を通して、いろんな伝統行事を行っていて、それに参加するのも、京都を楽しむ一つだと僕は思います。
見るだけでなく、食べ物のご奉仕もよくあり、僕はそれらを口にするのが楽しみです。今回行った聖護院でも、美味しい生姜の入った甘酒の無料接待があり(心づけは置かせてもらいました)ました。とっても美味しい甘酒、身も心も温まりましたよ♪
JR桃山駅の寒桜、カワセミさんのお写真、はなせんせで見せていただきました。とてもキレイでした。かなりの古木のようにも見えました。生きているんですね。彼(彼女?)の生命力に、勇気と元気もらいました。僕も見に行きたいと思います。
ありがとうございます!
暦の上では春ですね。まだまだ寒いですが、春のきざしこれからたくさん出会えそうですね。楽しみですね♬