今朝、建仁寺塔頭・霊源寺にて行われた「戦国武将ゆかりの朝食と法話」に参加してきました。
霊源寺(1358年創建)は、今川義元が出家した寺なのだそうです。2020年、義元生誕500周年を記念した企画の一つが「戦国武将ゆかりの朝食と法話」でした。
今川義元や徳川家康が食べていたであろう朝ごはんと好みのものが再現されました。
また織田信長が好んだ「南蛮菓子」もいただくことができました。
Ce matin, je suis allé prendre mon petit déjenuer au temple zen ” Reïgen-ji “, annexe du temple Kennin-ji qui se situe à Higashiyama à Kyoto. C’était parce que je me suis intéressé à un événement qui aurait lieu dans ce temple.
Le titre de l’événement était ” Petit déjeuner de Sengoku bushô (chef de samuraï de l’époque des provinces en guerre : du 15 ème au début du 17 ème siècle, ou daimyo ou seigneur féodal) et histoire par le chef de bonze “.
J’ai pu déguster des plats que des samuraïs mangeraient ! C’était bon, mais un peu moins salé que les repas modernes.
On a reproduit un tel petit déjeuner pour le 500 ème anniversaire de la naissance de IMAGAWA Yoshimoto (1519-1560), un daimyo qui est devenu bonze dans ce temple.
J’ai eu une occaison précieuse d’avoir pris un même repas que les samuraïs. J’en ai été content ! Mais ce n’était pas trop copieux… Peut-être que c’est moi qui mange trop quotidiennement. Il me faudrait imiter la vie alimentaire des daimyos pour prendre le pouvoir !?
【戦国武将の朝食】
メニューは、鯛の天ぷら、カブの柿のなます、豆腐の田楽、甘納豆、ナスの漬物、みそ汁、麦飯でした。
当時の材料、作り方をできる限り再現したそうです。しかし、当時の記録として、メニューの名前は残っていますが、レシピまでは存在しないみたいです。そのため、専門家監修のもと、手間暇と創造力を働かせて調理をされたそうです。
例えば、貴重品だった砂糖や米酢の代わりに、当時使っていたであろう水あめや柿酢を使ったりしました。
また「鯛の天ぷら」は当時はすり身を揚げたものだったらしいです。現在の「天ぷら」のレシピが最初に登場した文献は1748年刊行の「歌仙の組糸」という本だったらしいです。
徳川家康が好物だったといわれる鯛。家康の食べていた鯛の天ぷらは鯛のすり身の天ぷらだったそうです。
家康は麦飯を好んだそうです。白いごはんが出されたなら、大変お怒りになったそうです。健康オタクで有名な家康ならではのエピソードですね。麦飯のおかげで長生きできたのかもしれませんね。
また、田楽やみそ汁には、八丁味噌が使われてました。義元や家康ゆかりの東海地方ならではって感じですね♬
味は全体的に薄味でした。逆に今食べている食事がいかに味が濃くって、塩分が多いかってことを思い知らされました。
野菜中心で塩分控え目のメニュー。このような食事を武将たちは食べていたんですね♬ といっても今回いただいた朝ごはんは、当時の目線では、結構豪華な朝ごはんみたいです。
お味はとても美味しかったです!
調理してくれたのは仕出し料理専門「矢尾治(やおじ)」です。試行錯誤をしながら再現されたお話を聞かせてくれました。とてもじゃないですが毎日このメニューを出すのは無理なのだそうです。手間暇がとてもかかるとのこと。
・関連リンク:矢尾治(やおじ)|創業明治元年、京都の仕出し精進料理 (yaoji-kyoto.com)
しかし今後、月一回のペースで「戦国武将ゆかりの朝食」をこの霊源院でお出しできたらいいなっていうお話もされていました。
今回はこの日1日限りの企画でした。でも今後また「武将めし」をいただける機会はあるかもしれませんね。
【南蛮菓子】
メニュ―は、水あめを使ったちまき(道明寺粉使用)、金平糖、有平糖(ありへいとう:砂糖を煮て作られた飴の一種)。お抹茶も付いてきました。
金平糖は、今は大きな釜を回しながら作ります。でも当時はきっとフライパンみたいのを使って作っていたということです。その当時の作り方通りに作ったそうです。できあがるまでに3日くらいかかったそうです(驚)。
「南蛮菓子」を再現したのは老舗和菓子屋「塩芳軒」です。
・関連記事:椿餅 春の和菓子 塩芳軒 | Taketoの京都ブログ Ma vie à Kyoto (kyoto-taketo.com)
織田信長の大好物だったという金平糖。当時作っていた人はきっと信長に怒られないように、一生懸命(文字通り”命懸け”)に金平糖を作っていたんだろうなって、想像しました。
「南蛮菓子」とても美味しかったです!黒砂糖につけて食べたちまきが最高に美味しかったです♪
枯山水のお庭を見ながらいただいた「武将めし」!贅沢な時間を過ごさせていただきました♬
「武将めし」を食べて、ほんの少し武将という”人物 “を身近に感じることができました。教科書ではわからない、激動の時代を生きた “生身の人間 “をほんの少し近くに感じることができました。
とてもいい体験でした!
【法話】
霊源寺のご住職がお話をしてくれました。
印象的だったのは、元々禅寺は権力者(武将や大名など)のみが入ることが許された所だったそうです。
それは明治に入るまでそうだったそうです。
理由は、権力者を説くためだったそうです。例えば、僧侶がある武将に説きます「あなたがこの世に生まれてきた意味、それは世の中を平和に治めることです。あなたにはその力がある。そのため、あなたは今、人の上に立っているのです」。
ご住職はまたこうお話してくれました「世の中を変えるため、戦争のない世界を作るためには、人の上に立つ指導者を変えるしかありません。指導者の心づもり一つでこの世のありようが決まります」。
今戦争を起こしている国の指導者の気持ちを変えること、それが戦争を止める唯一の手段だとおっしゃられました。
確かに!
「一日10分、座禅から始めませんか?」と僕は彼らに言いたくなりました。
Au cours du repas, le chef des bonzes appelé ” Jûshoku / 住職 ” nous a raconté des histoires. Parmi ses histoires, ce qui m’est intéressé, c’était qu’autrefois le temple zen était un endroit pour les personnes qui ont du pouvoir comme daimyo, shogun. Les chefs des bonzes leur prêchaient. Par exemple, un chef des bonzes raconte à un daimyo ; ” Pourquoi vous avez le pouvoir ? C’est pour gouverner le pays paisiblement. C’est le sens de votre naissance. Il faudrait utiliser votre pouvoir pour la paix “.
En plus, le chef des bonzes de ce temple nous a posé une question ” Comment peut-on arrêter la guerre dans le monde ? ” Il nous a répondu ” Il n’y a qu’un seul moyen pour arrêter la guerre dans le monde. C’est de changer le sentiment des dirigents. Les chefs des bonzes zen du Japon essayaient de faire changer le sentiment des personnes influentes depuis longtemps “.
J’ai pensé qu’il avait raison. Je voudrais proposer aux tous les dictateurs dans le monde ” Commenceriez par 10 minutes de zazen par jour ? “. (Le zazen, c’est la méditation zen en position assise en lotus, dos droit ).
【建仁寺塔頭・霊源寺】
・HP:甘茶の寺の霊源院|臨済宗大本山建仁寺塔頭寺院 京都五山文学の最高峰 (reigenin.jp)
・(7) 臨済宗建仁寺塔頭 霊源院 | Kyoto-shi Kyoto | Facebook
【関連記事】
・京都のモーニング | Taketoの京都ブログ Ma vie à Kyoto (kyoto-taketo.com)