今日、京都市西京区にある小塩山(標高642ⅿ)に登りました。
4月4日に登った時は見れなかったギフチョウ(アゲハチョウ科)に会えました。
ここ数日、温かい日が続いたので、羽化したのだと思います♬
ギフチョウは日本固有の蝶です。日本海側では割と生息しているようですが、太平洋側ではほぼ絶滅状態だそうです。
京都府南部では、小塩山が唯一の生息地みたいです。京都府北部では福知山市に結構いるみたいです。
カタクリの花を好んで蜜を吸いに来ます。
地域にもよりますが、小塩山ではカタクリが咲き、桜が咲く、4月初旬に蛹からかえり、2週間くらいだけ姿を現す蝶です。
特に気温が15度以上で、晴れて、風のない日によく飛ぶようです。
見れる期間が短いのと、天候にも左右されるので、会えたらとてもラッキーのように思います。
ギフチョウは、下草の少ない広葉樹林を好みます。
でも近年、そのような環境にある里山などが放棄されたり、開発されたりして、生息数が減少しているようです。
小塩山では、「西山自然保護ネットワーク」というボランティア団体が、広葉樹林の下草や笹などを刈ったりして、ギフチョウの生息環境を整えています。
「西山自然保護ネットワーク」は1999年4月に「小塩山のカタクリを保護する」目的で結成されたボランティア団体です。
ホームページには、カタクリやギフチョウなどの写真もたくさんあります。
面白いですよ♪→www.nishiyamanet.sakura.ne.jp/index.html
4月4日に来た時はまだ数株しか花をつけていなかったカタクリですが、今日(4月8日)に来たら、たくさん花を咲かせていました。
この間、気温がぐんと上昇したおかげだと思います。
生き物って本当に自然環境の変化に敏感ですよね。
生き残るために、ちょうどいい気候の時に花を咲かすカタクリ。そのカタクリを好んで吸蜜に来るギフチョウも、カタクリの開花に合わせて羽化をする。
自然の摂理って完璧ですよね♪
ちなみに、カタクリは生長がゆっくりな植物です。種子から花を咲かすまでに7年~9年かかるそうです。
珍しい白花のカタクリもありました。おしべも白いです!
【小塩山のギフチョウとカタクリ】
ギフチョウは京都府の天然記念物に指定されています。京都府では貴重な蝶です。もちろん採集は厳禁です。
カタクリの自生地には囲いをしていて、イノシシなどの獣害や人からカタクリを守っています。
守っているのは、「西山自然保護ネットワーク」です。1999年4月に「小塩山のカタクリを保護する」目的で結成されたボランティア団体です。
詳しくは、「西山自然保護ネットワーク」のホームページをご覧ください→HTTP://WWW.NISHIYAMANET.SAKURA.NE.JP/
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