今朝の京都は曇り,陽がささないどんよりとした朝でした。
サクラも紅葉を終え、葉を落として。冬仕様の枝のみの姿になってきています↓↓↓
ゴミ拾いをしていると、草むらの中に一株の「トレニア(アゼナ科)」を見つけました↓↓↓
トレニアは別名「ナツスミレ」と呼ばれています。名前の通り夏に咲くスミレに似たお花を咲かす植物です。しかし、スミレの仲間ではありません。
東南アジアからアフリカまで広い地域に分布している植物です。日本では園芸植物として親しまれています。
いろんな品種がありますが、一般に流通している品種は一年草のものが多いみたいです。
今回見つけた「トレニア」もおそらく種が流れてきて、芽吹き、お花を咲かせたのだろうと思います。
生命力の強さに驚かされます。
園芸植物が野生で見られるのには、個人的には違和感を感じます。元々日本には自生していない植物だからです。
トレニアは強い植物みたいです。暑さ、病害虫、日陰に耐えるそうです。それゆえ、園芸植物としては育てやすく、かわいいお花を咲かすので人気があるみたいです。
強い植物であるトレニアは「帰化植物」として野生でもたくさん見られる日が来るかもしれませんね。
一般に「帰化植物」といわれる外国からやってきた植物たちも、日本野生デビューの日があったはずです。
今回見た「トレニア」みたいに、最初の一歩は人知れずひっそり芽吹いたのだろうと想像しました。
帰化植物が分布を広げる一方、日本固有の植物が姿を消すという話も聞きます。
そもそも日々、世界中で多くの「種」が絶滅しているとも聞きます。
(今は1年間に約4万種の生物が絶滅しているといわれています。2億年くらい前の恐竜がいた時代は、1000年に1種の生物が絶滅するペースでした。生物の絶滅のペースは加速しているのです。ちなみに現在地球上には約870万種の生物がいるといわれています。)
絶滅の原因はいろいろあるのだと思います。でもそれは、自然の絶妙なバランスがちょっとずれたことで起こるのだと思います。そして現状は、バランスのずれを修正するどころか、ますます大きくなっているのだろうと思います。それゆえに生物の絶滅のペースが加速しているのではないでしょうか?
バランスがずれる原因は「人間」の影響が大きいのだと思います。
そして、自然のバランスは繊細なのだなと思います。
京都・高野川にて。
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