昨日の夕方、京都・鴨川をチャリで走っていたら、「クサガメ(イシガメ科)」に遭遇しました♬
クサガメは中国原産の外来種です。
つい最近まで、クサガメは在来種か外来種かという議論があったようです。
でも色々調べた結果、クサガメは外来種ということがわかったそうです。
甲長(甲羅の長さ)は20㎝くらい、オスのクサガメと思われます。しかもだいぶお年を召したクサガメのように思いました。
その理由は、次の通りです。
・オスのクサガメは、年をとると、体の色や目が黒くなり、首にある模様も消えていく。
・甲羅には、コケとかついたり、所々、色が変わっていたりして、年季を感じる。
・メスは、甲長が30㎝にもなり、オスよりだいぶ大きい。
このクサガメ、年季の入りようからどうも「鴨川の主(ぬし)」っぽい存在なような気がしました♬
クサガメの寿命は20~40年なのだそうです。
雑食です。鴨川や高野川では、陸に上がっているクサガメを時々見かけます。
僕は、数は多いのかなと思っていたら、実は、近年「激減」していることを知って驚きました。
その理由は、次の通りです。
・生息地の河川の整備、汚染による環境の変化。
・商業目的により乱獲。
・競争種「ミシシッピアカミミガメ」の影響。
京都府レッドデータブックによると「クサガメ」は「要注目種」に指定されています。「要注目種」とは、「今後の動向を注目すべき種」のことです→クサガメ|京都府レッドデータブック2015 (pref.kyoto.jp)
近い将来、このままでは、「絶滅危惧種」に指定されることも、なきずしもあらずみたいです。ただ、クサガメは「外来種」なので、「在来種」のニホンイシガメにとっては、ありがたい話だと思います。というのは、「外来種」のクサガメと「在来種」のニホンイシガメの交雑種が増える「遺伝子汚染」が問題になっているからです。
幼生のクサガメは「ゼニガメ」と呼ばれることもあるそうです。ペットショップや縁日で見かけた方もいるかとは思います。ペットショップで販売しているものは、輸入品みたいですが、中には、残念ですが、乱獲の犠牲になったものもいるかもしれませんね。
僕は、今まで「カメ」に関しては、あまり知識がなく、今回このブログを書くにあたって、いろいろ調べました。
そして、「カメ」に興味を持ちました。
クサガメよりずっと数の少ないと思われる、在来種の「ニホンイシガメ(イシガメ科)」も生息しているみたいなので、一度見てみたいと思いました。
鴨川にて。
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