昨日より、祇園祭に登場する「山鉾(やまほこ)」の組み立て(山鉾建て:やまほこたて)が始まっています。(「祇園祭1」のブログ記事はこちら→祇園祭 1 今日から始まりました。 | Taketoの京都ブログ Ma vie à Kyoto (kyoto-taketo.com))
2日目の早朝、まだ作業が始まる前に見に行ってきました。この時間帯に行ったのは「密」を避けるためです。
今年は感染症対策のため、「山鉾建て」の見物は控えるよう呼びかけられています。また、警備員の方も配置され、山鉾の前で人流が滞らないように「立ち止まらないでください」と町ゆく人たちに声をかけているみたいです。
写真↓↓↓は、「長刀鉾(なぎなたほこ)」です。
今日も朝から山鉾建てが行われます。そして、明日、組み立てが完了します。大きな鉾なので、組み立てるのに、3日間かかります。
山鉾は「前祭(さきまつり):7月17日」と「後祭(あとまつり):7月24日」に町を巡行します。
しかし、今年は、去年に引き続き「山鉾巡行(やまほこじゅんこう)」は中止です。コロナの影響です。
山鉾は全部合わせて34基あります。そのうち、感染症対策を十分に行えると判断された山鉾町(各山鉾を管理している町)で、17基、「山鉾建て」が行われます。
今年は、「山鉾建ての技術を継承し、伝統を絶やさない」ことを目的に、「山鉾建て」は行われます。
技術のひとつに「縄がらみ」というものがあります。それは、釘を一切使わず、縄だけで山鉾を組み上げるものです。
何百あるパーツを組み、縄だけで固定していく伝統技術。箇所によって、いろんな縄の巻き方があるようです。これは毎年やらないと忘れる怖れもあるそうです。
また、「縄」も毎年、京都府北部の業者に作ってもらっているそうです。何年も「山鉾建て」をやらないと、「縄」の調達も難しくなる懸念があるそうです。
伝統を継承されている方は、祭りを楽しむより、苦しいことの方が多いそうです。
いかに伝統を守り、後世に引き継ぐか。悩みはつきないようです。
それは技術だけでのことではありません。山鉾の部材や調達品(飾り)も古いものが多く、大切に、大切に扱わなければなりません。また、新調するにしても莫大な費用が必要みたいです。
1152年(869年に始まった)間続く「祇園祭」、僕は、伝統を引き継ぐ方々の苦悩と思いを感じました。
Voici une vidéo du journal sur le montage du char ” Naginata hoko/ 長刀鉾 ” d’hier, le premier jour du montage (lien ci-dessous). Le montage finira demain. Donc, le montage du char s’achèvera en trois jours.
Dans la vidéo, un responsable dit ” Nous avons de nouveau senti par ce montage du char que nous sommes les successeurs de la tradition “.
Le fort sentiment de garder la tradition semble ne pas se perdre quoi qu’il arrive !
四条通にて。
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