7月に入り、蝉が鳴きだしました。その蝉の音は、日に日に上がる気温と共に、ボリュームを上げていっています。夏です!
今朝、世界遺産・下鴨神社の境内の隅にある大きな木に、ノウゼンカズラ(ノウゼンカズラ科)の花たちが咲き乱れているのを見つけました。木に巻き付いてたくましく咲いていました。とてもきれいでした。
そして、ナガサキアゲハ(アゲハチョウ科)のメスが、ノウゼンカズラの蜜を吸いにやってきていました。
ノウゼンカズラは庭木として親しまれている夏の花です。皆さんのお庭にもひょっとしたら今、咲いているかもしれませんね♬
中国が原産ですが、平安時代(794-1185)にはすでに日本に来ていたみたいです。
俳句でも「夏の季語」になっています。
ナガサキアゲハはアゲハチョウの仲間の蝶で、同じアゲハチョウの仲間のモンキアゲハと同様、日本最大級の蝶です。
羽を広げた時の横幅が90~120㎜にもなります。
今から40年ほど前、僕は中学生の時、蝶々の採集に夢中になっていました。
その時は、兵庫県の西宮(にしのみや)というところに住んでいました。
そのころ、初めて、「ナガサキアゲハ」を見ました。ナガサキアゲハは南方系の蝶です。当時、関西で見かけることは、割と珍しいことだったと思います。
今では、関東地方でも見れるようになったようです。時間をかけて、生息域を広げている(北上している)蝶なのです。
ナガサキアゲハが生息域を広げる理由は、地球の「温暖化」にあるようです。ナガサキアゲハは温暖化の指標種として注目されているとのことです。
ちなみに「ツマグロヒョウモン(ヒョウモンチョウ科)も温暖化と共に生息域を広げている(北上している)蝶なのだそうです。ツマグロヒョウモンの写真はこちらから→ツマグロヒョウモン♀ | Taketoの京都ブログ Ma vie à Kyoto (kyoto-taketo.com)/ ヒョウモンチョウ | Taketoの京都ブログ Ma vie à Kyoto (kyoto-taketo.com)
生き物は、自然の変化に敏感だと改めて感じました。
本来いない所で、「見れてしまう」生き物は、どれも美しかったりするのですが、見かけるたびに、「地球環境が変化していること」を感じざるえません。
このブログでも度々、いろんな記事の中で取り上げていますが、外国から来た生き物が、本来その土地にいる生き物の生活を、脅かすことは、よく聞く話です。
「地球温暖化」も「人間活動」が大きく影響していることを否定することはできないと思います。
極論ですが、人間がもし地球上に存在しなければ、今も昔も、全ての生物が生態系の中で命を全うしていたのだろうと思います。
そんな時、頭に浮かぶ「禅語」があります。
「我唯知足」(我唯足るを知る)。
「自分の持っているものを受け入れ、満足し、必要以上のものは求めない」。
これは、地球に負担をかけない「教え」だと思います♬
下鴨神社にて。
【植物の名前が知りたい方へ】
道端などで知らない植物を見つけた時「この植物なんていう名前だろう?」って思われた方もいるかもしれません。
そんな時は、
専門家に質問ができ、結構早くに返信が返ってくる「エバーグリーン」というサイトが便利だと思います。
ご利用手順は簡単です↓↓↓
1. サイトを開き(クリック)→https://love-evergreen.com/
2.サイトに登録(無料)。
・登録後は「マイページ」がサイト上に自動で作成されます。
3.「マイページ」を開き、サイト上の「Q&A」より「質問」と「知りたい植物の写真」を投稿します。
4.割と短時間で専門家の方の返信が来ます。
僕は、今まで数回、質問をしてみました。返信内容は的確で、信用できると思いました。
アプリとか図鑑とかと違い、直接、人に質問できるのがいいなと思いました。
【おすすめ図鑑紹介】
僕の愛用している「学生版 牧野日本植物図鑑」です。この図鑑にある、牧野富太郎博士が描いた植物たちの絵が緻密で、素晴らしいです。一生物にする価値がある図鑑だと思います。
ご興味あれば下の画像をクリックしてください↓↓↓ 購入(Amazon)することもできます。
以下のSNSをフォローする