京都市北西にある今宮神社の門前に、二つのお茶屋があります。「一文字屋」と「かざりや」です。
どちらのお茶屋も売っているのはただ一品、「あぶり餅」です。
「あぶり餅」とは、きな粉をまぶした餅を炭火であぶり焼きにし、砂糖をいれた白味噌だれをかけたお菓子です。
材料と作り方はいたってシンプル。味も素朴。昔から京都で愛され続けてきたお菓子です。
この前久しぶりに食べました。
僕は「一文字屋」ばかりいきます。一文字屋は今年で創業1023年、平安時代からやっています。ちなみに「かざりや」は創業約400年だとか。こちらもかなり古いですね。味も少し一文字屋のとは違うようです。
写真の左の建物が「かざりや」、右の建物が「一文字屋」です。同業者が向かい合って商売をしています。だからといっていがみあってる雰囲気はまるでなく、そこには平穏な空気がいつも流れています。お客さんによって味の好みもあるようです。
L’autre jour, j’ai goûté des mochi grillé appelé “ Aburimochi / あぶり餅 “. ” Aburimochi ” est une sorte de mochi (gâteau de riz). C’est un mochi saupoudré de kinako (poudre sucré de haricot de soja) grillé par le charbon et mis de la sauce sucré de miso blance.
Il y a deux salons de thé où vous pouvez manger des Aburimochi derrière le temple zen, Daitoku-ji / 大徳寺 (ou à côté du sanctuaire shinto “Imamiya jinja / 今宮神社 “.
Dans ces deux salons de thé, on ne propose que Aburimochi. Le nom de l’un est ” Ichimonjiya ” et l’autre ” Kazariya “. ” Ichimonji ya ” est ouvert depuis 1023 ans et ” Kazariya ” depuis envrion 400 ans. Je préfère ” Ichimonji ya ” car il est plus ancien. Il paraît que le goût d’ ” Aburimochi ” entre ces deux salons est un peu différent.

一文字屋の店頭。建物の中でも食べれますし、外のお座敷に腰かけて食べることもできます♬

あぶり餅は11本で600円です。11本が一人前です。一人前から注文できます。お茶もついてきます♬


炭で香ばしく焼けたあぶり餅。焼けた部分はカリカリ、お餅の柔らかい食感と同時に楽しめます。甘辛い白味噌だれときな粉をまぶしたお餅がほんとよく合い、とっても美味しかったです。11本は結構量があるなと思われるかもしれませんが、一本のお餅の量は一口サイズなので、きっと11本はなんなくいただけるのでは、と思います。
店頭では、注文の後、炭火の上でお餅を焼いてくれます。ですので、出来立てホカホカを提供してくれるんです♪
慣れた手つきで軽やかに焼いてくれていました♬職人技ですね!

建物の中には、今もあぶり餅づくりに使っている「井戸」があります。創業当時より使っている約1000年前の井戸。井戸の前には社があります。水の神様を祀っているのでしょうか?お店にとったら生命線の水。大事に大事に1000年以上、汲み続けています。そしてこれからも。
町の片隅にちらっと見る「歴史の深さと信仰、そして伝統」これが京都の魅力の一つだと、僕は思います。
前は階段を降りて井戸のほとりまで行けました。でも今は、危険ということで降りることはできなくなっています。
