昨日、大原の北にある「古知谷 阿弥陀寺」にクリンソウを見に行きました→クリンソウ 古知谷 阿弥陀寺 | Taketoの京都ブログ Ma vie à Kyoto (kyoto-taketo.com)
本堂に続く山道の参道を歩いていると、とっても大声なきれいなさえずりが聞こえました。
さえずりの聴こえる方をよく探すと、「ミソサザイ(ミソサザイ科)」がいました!
僕は初めて姿を見ました!嬉しかったです!!小さな体がとても可愛かったです!!!
体は小さいですが、口を大きく開けて一生懸命さえずっていました。そのさえずりは澄んだ高い音でとても美しく、山の中に響いていました。
その美しいさえずりに僕は感動しました!!ほんとキレイでしたよ♪
垂直のワイヤロープに留まっていました↓↓↓どんな体勢やねん!むちゃ器用やん♫
ミソサザイは、日本で一番小さい鳥のひとつ(日本最小といわれる”キクイタダキ”と同じくらいの大きさ)です。全長10.5cmくらいです。
日本では全国に分布している留鳥(1年中日本の中の同じ地域で暮らし繁殖する鳥)です。
山地の渓流沿いの藪や岩のある薄暗い林が好きな鳥です。
僕は今まで何度か鳴き声は聞いたことはありましたが、はっきり姿を確認したのは今回が初めてでした♬
水の流れる渓谷の岩の上に留まっていました↓↓↓
パタパタパタパタ!ちょっとうれしそうな表情に見えました♬正面のお顔が可愛い♫
ここがミソサザイのいたところです!薄暗い渓谷のある林でした。まさにミソサザイが好きそうな所ですね♬
口を大きく開けて大きな美しいさえずりを奏でていました。何度も何度も奏でていました!
僕は何度も何度も聞いて、聞きほれていました♬
こちらの動画↓↓↓からミソサザイのさえずりをお聴きいただけます。
Vous pouvez écouter le gazouillement de Troglodyte mignon sur la vidéo ci-dessous.
【ミソサザイ伝説】
ミソサザイにまつわるお話はいくつかあるみたいですね。
どのお話も「ミソサザイが小さい」ことからできたお話のようです。またお話ではミソサザイは賢くって勇気のある鳥として見なされているようですね♬
・西洋ではミソサザイを「王様」や「年寄り」と呼ぶそうです。
それは次の逸話が元になっているかもしれません。
『ある日、鳥たちが集まって「鳥の王様」を決めようということになりました。
一番高く飛べた者を王と認めるということです。
ワシは太陽まで昇りました。ワシは勝利宣言をします「俺は太陽まで昇ったぞ!俺より高く飛べた者はいないだろうな?俺が王様さ!」
でもミソサザイが言います「僕が王様だよ。だって、僕は君(ワシ)の首につかまって、君が太陽まで昇って一番高いところに達した時、僕はちょっと跳ね上がってみたんだよ。だから僕が一番高く飛べたのさ!。僕が王様さ!!」。
それ以来ミソサザイは鳥の王様になりましたとさ。』
・ミソサザイはアイヌの伝承の中にも登場します。
『人間を食い殺すクマを退治するために、ミソサザイは先陣を切ってクマに向かっていきます。クマの耳の中に飛び込んだのです。その姿に勇気を貰い他の鳥たちも攻撃に参戦、最終的にはサマイクル神(アイヌの英雄神)も参戦、見事この荒クマを倒しました。この戦いでミソサザイはサマイクル神に栄誉を讃えられたのでした。』
「ゴールデンカムイ」が完結しましたが、この漫画の中にも「ミソサザイ」は登場したのでしょうか?
僕はまだ途中までしか読んでいないの「ミソサザイ」が登場したかどうかは知りません。今は続きを最期まで読みたい気持ちでいっぱいです♪ 僕の好きな漫画の一つです!
【冬の季語】
ミソサザイは古事記や日本書紀にも登場する昔から知られた鳥のようです。
俳句では冬の季語になっています。
/みそさざい ちっというても 日の暮るる 一茶/
ミソサザイのような小さな鳥が鳴いても時の流れは変わらない、という意味。
俳句にも詠まれる鳥、ミソサザイ。昔から身近で親しまれている鳥なのでしょうね♬
【古知谷 阿弥陀寺】
・参拝時間 : 9時~16時。1月、2月は閉山。入山料500円。
阿弥陀寺<左京区>|【京都市公式】京都観光Navi (kyoto.travel)
・アクセス:京都バス「大原」バス停より参道入り口(山門)まで北へ約1.3㎞。参道入り口から600ⅿほど登ると本堂に着く。
地下鉄烏丸線「国際会館」駅から京都バスで大原経由少出石行き「古知谷」下車、徒歩15分。バスの本数は少ない。
【時刻表】:kokusaikaikanekimae_04.pdf (kyotobus.jp)
・電話:075‐744‐2048
1609年、弾誓上人(たんぜいしょうにん)が創建した寺。浄土宗。
開山(かいさん:お寺を創建した僧)である弾誓上人が即身仏(ミイラ仏)となり祀られている。
本尊は弾誓上人の自作自像「植髪の尊像」。上人自身の髪を植えている。現在は両耳の近くに少し残っている程度。
「古知谷のカエデ」は樹齢約800年。京都市の天然記念物に指定されている。300本近いカエデが植わる紅葉の名所。
山門↓↓↓は中国風の作り。ここから本堂までの参道(600m)が上り坂になっている。
【鳥の名前が知りたい方へ】
「日本の野鳥識別図鑑」というサイト内の「鳥の名前質問コーナー」が便利だと思います。
「鳥の名前質問コーナー」に、調べたい鳥の写真と撮影地、日時を投稿すると、コミュニティの参加者から回答が来るシステムです。
僕もよく利用しています。
リンクはこちら→鳥の名前質問コーナー – 日本の野鳥識別図鑑 (ZUKAN.COM)
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