今日は曇りで日差しがあまり見られない京都です。暖かかったのですが、空気はひんやりしていて気持ちがよかったです。
今朝、龍安寺(りょうあんじ)に行ってきました。僕はこのお寺の藤が好きなんです。木に巻き付いて上に伸びたつるから垂れ下がる藤の花たちが大好きです。
とてもきれいに咲いていました↓↓↓
龍安寺は1450年創建の禅寺(臨済宗)です。
石庭(枯山水のお庭)がとても有名です。
1975年にイギリスのエリザベス2世が訪れて以来日本でも知られるようになったようです。
僕はガイドとして、フランス語圏から来られたお客様をよくお連れしました。思い出がたくさんつまったお庭です。
例えば、
石庭にある15個の石は同時には見えないよう配置されています。そう説明すると、必ずそのことに疑問を持つお客様がいらっしゃいます。そして、「15個同時に見える場所」を見つけられます。実は、あるところから立って見渡すと、確かに「15個同時に見える場所」があります。でも僕はそのお客様には、「座禅(瞑想)は座ってしますよね」と付け加えます。座ってみると15個同時には見えなくなるんですよね。
僕はこの龍安寺が京都のお寺の中で一番好きです。僕は、いつ来ても、何度眺めても「美しい」と感じます。
ただその「石庭」は何を表しているのかははっきりはしないようです。
「謎深き庭 龍安寺石庭 十五の石をめぐる五十五の推理」という本もあるくらいです。僕もこの本は手元にありますが、興味深い説が満載です。面白い本です。本を読むと、「龍安寺石庭」がどれだけ多くの人を引き付けてやまない「謎多き庭」なのかがわかっていただけると思います。(下↓↓↓の画像をクリックしていただけますと、この本の購入リンクが開きます。ご興味あれば一度お手にとってみてはいかがでしょうか?)
そこは禅寺。枯山水の前に座ったら、自分なりに自由に想像して、瞑想するのがよさそうです♪
龍安寺石庭 謎深き庭 十五の石をめぐる五十五の推理/細野透【1000円以上送料無料】
この「謎深き庭 龍安寺石庭 十五の石をめぐる五十五の推理」の中に、ジョン・ケージ(1912-1992)いうアメリカの作曲家が作った「龍安寺」という曲があります。石庭に配置された15の石の輪郭をなぞったような音楽です。不思議な曲です。
ジョン・ケージの曲でよく知られているのが「4分33秒」だと思います。ピアノの蓋を開けるところから始まって、蓋を閉めるまで、演者が発する音はなく、そこで聞こえる音が「音楽」なのだそうです。3楽章で構成されている曲です。
Dans cette vidéo ci-dessous, on peut écouter une pièce musicale intitulée ” Ryoan-ji ” composée par John Cage. Cette pièce représente les lignes de contours de 15 pierres qui se trouvent dans le jardin sec du temple Ryoan-ji.
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四季を通していろんなお花や風景が楽しめます。
龍安寺にて。
【龍安寺】
拝観時間:3月1日~11月30日・8h00~17h00
12月1日~2月末日・8h30~16h30
拝観料: 大人・高校生 500円 小・中学生 300円
アクセス: HP を参照ください。金閣寺に近いです→大雲山 龍安寺|Ryoanji|龍安寺への道
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