今朝の京都は涼しく、曇りではありますが、とても気持ちがいいです。
散歩がてらのゴミ拾いをしているといろんな人と出会います。それも自分が今まで思ったことがないような人たちに出会います。
昨日の朝のことになりますが、「コオロギ男」と出会いました。
なんのこっちゃと思われますよね。
1人の男性が熱心に石垣の石のすきまを懐中電灯で覗いていたんです。
「何か探してはるんですか?」と僕。
「ええ、エンマコオロギを集めてるんですよ」と彼。
その彼は、エンマコオロギ(コオロギ科)が大好きで河原で集めてはお家で飼っているそうです。お家で育てて卵産ませて増やして、また河原に放つのだそうです。そしてまた捕まえることを繰り返してるそうです。もう5年間それをやっているそうです。
どうもその「エンマコオロギを捕まえる」ことに喜びを感じてはるそうなんです。いかにすばやく捕まえられるかという捕獲技術(!?)を磨いているそうなんです。
エンマコオロギの魅力にひかれたのは、旅行した時、新山口の新幹線の駅の男子トイレで一匹のエンマコオロギに出会ったことからだそうです。地元の京都にもいるかなと思い、旅行後探したら「いた」のです。そこから嬉しくなってエンマコオロギを集めだしたそうです。コオロギには他にも種類があるのですが、エンマコオロギでないとだめなのだそうです。
エンマコオロギのお話をしてくれているときの彼の表情がとても嬉しそうで生き生き輝いていました。素敵って思いました!なかなか特殊な分野の趣味なような気がします。分かちあえるかたも多くはないように思います。しかし、なにはともあれ、「自分の好きに正直に生きている」お姿は本当にすてきで魅力的に僕は感じました。
世の中にはまだまだ想像を超える人たちがいるのでしょうね。これからどのような人たちに出会えるか楽しみです。
そういういろんな人たちに出会うたびに思います。「自分の”好き”に正直に生きていい」ってことを。
京都・高野川にて。
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