京都の町の中心、寺町通(てらまちどおり)、京都御所南にあるお寺「革堂(こうどう:正式名称は行願寺(ぎょうがんじ)」でフジバカマ祭りが開かれていました。
このお寺は1004年に創建された天台宗の寺です。
名前に「革」があるのは、このお寺を建てた行円(ぎょうえん)上人(しょうにん・位の高い僧)が常に鹿革を着ていたことから来ているらしいです。それゆえ人々から「皮聖(かわひじり)」と呼ばれていたそうです。なぜ鹿の革を着ていたのでしょうか?
狩り好きだった行円がある日、子をはらんだ鹿を殺めてしまいました。行円はその母鹿を気の毒に思い、(きっとその母鹿を供養するためにか、殺生してしまったことを己の罪として忘れないためか…は知りませんが)それ以来、行円は鹿の革を身にまとっていたそうです。
毎年10月のこの時期、フジバカマ(キク科・秋の七草のひとつ:オミナエシ、ススキ、キキョウ、ナデシコ、フジバカマ、クズ、ハギ))の鉢植えが境内に並びます。ハギの写真は(アイコンをクリック!)→🌸
とても愛らしいお花から出る強い甘い匂いに誘われて、アサギマダラ(タテハチョウ科マダラチョウ亜科)もやってきます。
9月29日に、京都の大原野で撮ったアサギマダラの写真は(アイコンをクリック!)→🦋
ツマグロヒョウモンもやってきます。
アサギマダラは移動する蝶で有名です。大旅行をするのです。京都には一時の休憩で立ち寄っているみたいです。これから南の方へまだまだ旅を続けるみたいです。おたっしゃで!
秋空の下の京都・革堂(こうどう)にて。
以下のSNSをフォローする