京都御苑へ繁殖をしに来たアオバズク(フクロウ科)にヒナが生まれ、順調に大きくなっているようです。
今朝観察してきました。とっても可愛かったです♪
隣で観察していた方のお話によると、今年は5羽のヒナが生まれたそうです。
去年は残念ながらヒナがカラスに襲われてしまったようです。でも今年は順調に成長している様子です。
今朝はアオバズクを愛する人たちが数人いました。皆さん静かに優しく観察をしていました♫ 皆さん毎年、アオバズクに会えるのを楽しみにしている様子でした。今年は無事ヒナが成長していてよかった、とお話しました。
・関連リンク:アオバズクのひなが無事に育って南へ渡るように日本野鳥の会 京都支部 (wbsj-kyoto.net)
Ce matin, j’ai observé des enfants de Ninoxe boréale dans le parc du palais impérial de Kyoto. Ils étaient très adorables. Il paraît que cette année, cinq bébés y sont nés. Je souhaite que tous les enfants partent au sud en automne (la Ninoxe boréale est migratrice.).
左にいるのが親鳥のようです。親鳥はじっとして眠っているように見えました。一方、ヒナたちは顔を動かしたりしてました。この世界に興味深々なのかな~?
【アオバズクと京都三大祭】
アオバズクは夏鳥です。全長29㎝。街中で見られる身近なフクロウの仲間です。
京都では、「葵祭」のころ渡ってきます(葵祭は5月15日)。
「祇園祭」の頃、子育てをします(祇園祭は7月)。
「時代祭り」の頃、去っていきます(時代祭りは10月22日)。
アオバズクの生活サイクルがちょうど京都三大祭に合っているんですね。
【アオバズクを観察する時のマナー「マナーは、やさしさです。」】
アオバズクはとても繊細な鳥です。無事ヒナたちが巣立ち南へ渡っていけるためには、観察する人が守らないといけないことがあります。
以下のサイト↓↓↓に詳しく「マナー」が書いています。一読いただければ幸いです。
・アオバズクのひなが無事に育って南へ渡るように日本野鳥の会 京都支部 (wbsj-kyoto.net)
アオバズクはクスノキなどの大木の樹洞に巣を作ります。
アオバズクは抱卵から約25日でヒナは卵から孵り、その後約28日で巣立ちをします。
その頃が一番ヒナがトラブルに巻き込まれて死んでしまう危険のある時期です。
人が近づきすぎたり大声を出した時などに、親鳥は警戒音を出します。その警戒音に驚き、パニックに陥ったヒナが巣から落ちたり、建物に衝突したりしてケガをしたり、死んだりするそうです。
また巣立ち直後のヒナはうまく飛べません。時に地面にいるときもあります。でも親鳥は遠くからそんなヒナたちを見守っています。もし地面にいるアオバズクのヒナを見つけたら「絶対拾ってはいけません!」。
観察は静かに行いましょう!「マナーは、やさしさです。」
旅立ちは10月の時代祭の時くらいです。それまで、そっと、そっと見守ってあげたいですね!そして全てのヒナが無事巣立ちをし、南に渡っていけますように!!
【京都御苑】
HP:京都御苑 | 一般財団法人国民公園協会 (FNG.OR.JP)
24時間公園内に入ることができる。無料。
苑内には四季を通じて、約120種類以上の鳥類が生息している。
敷地面積は約90ヘクタール。
【おすすめ野鳥図鑑】
・日本で見られる全ての野鳥を掲載している決定版的野鳥図鑑。
・コンパクトなA5判サイズで携帯用としても優れています。
・図鑑内の全ての写真が一人の野鳥写真家によって撮られています。
・説明もわかりやすく、見ているだけでも楽しい図鑑です。
・ブログ管理者の私も愛用しています♬
ご購入は下の画像をクリック↓↓↓してください。amazonのページにとびます。
以下のSNSをフォローする