今日は、苔寺(西芳寺)に行って来ました。今度お客様をお連れするので下見に来ました。今まで僕は、何度も来たことはあります。ガイドも数回しました。しかし、何度来ても、いいところでした。美しかったです!
・関連リンク:西芳寺|苔寺-Saihoji(kokedera) (saihoji-kokedera.com)
苔寺には名前の通り、苔が美しい庭園があります。生えている苔の種類はなんと約120種類!(いろんな説があるみたいですが、日本には約1800種類、世界には約18000種類の苔があるそうです)。
苔寺の歴史は今から約1300年前(731年開山)にさかのぼります。でもその頃から苔があったわけではなく、1700年頃から自生を始めたみたいですね。
「心」の字を象(かたど)る池を中心とした池泉回遊式庭園には、苔が生え、大きな杉の木が生え、深い森にでも入った、そんな雰囲気がありました。拝観客の数が制限されている、というのはありますが、とても静かで、とても気持ちがよかったです。
Quelle beauté, le jardin du temple des mousses ! J’ai été très impréssionné. On dit qu’il y a environ 120 espèces de mousses dans ce jardin.
Ce temple, le temple des mousses ( officiellement ” Saihô-ji / 西芳寺) a été fondé en 731 ans. Mais, il paraît que les mousses y ont commencé à pousser depuis les anneés 1700.
Pour avoir l’autorisation de visiter ce temple, il faut y envoyer la lettre. étant donné les circonstances, le nombre des visiteurs par jour est limité. Si bien que on peut profiter de visite tranquille. Cela vaut la peine d’écrire la lettre pour le visiter, je pense !
Lien concerné : Saihoji (Kokedera) official website (saihoji-kokedera.com)
昨日7月2日は、七十二候の一つ「半夏生(はんげしょうず)」でした。その頃に葉を白くしてお化粧をする植物「ハンゲショウ」も生えていました。見事なお化粧をしていました。
【ハンゲショウの名前の由来】
・季節を表す「七十二候」の一つ「半夏生(はんげしょうず)」の頃に花を咲かすことより来ている説。
・葉が白くなり、「半分お化粧をしているように見える」ことから、「半化粧」とする説。
季節の「半夏生」とは、夏至の日より11日目、(太陽の黄道が1oo°になる日)7月2日頃から7月7日の七夕ころの5日間を指します。
昔から農家では、この「半夏生」の前までに田植えを終えないといけない、と言われているそうです。遅れてしまったら、お米の収量が減るのだとか。そして、半夏生の5日間は、一仕事を終えた農家さんが体を休める期間なのだそうです。
【ハンゲショウの生態】
ハンゲショウは夏至を過ぎるころ、細長い花(穂状花序)が出てきます。そして、その花の周りにある葉が「白化」します。白化とは言葉の通りですが、葉が白くなることです。「白化現象」と呼ばれています。
白くなった葉は「花弁」の役割をします。それは、虫をおびき寄せ、花粉を運んでもらうためだそうです。
面白いのが、果実ができるころには、白くなった葉は「緑色」に戻るのだそうです。
花の時期だけ葉が白くなって虫をおびき寄せるなんて、すごい植物ですね♬ 面白いです!
苔寺は、拝観時にいただいた説明によると「聖徳太子の別荘地と伝わる地に731年行基菩薩が開山、1339年夢窓国師が臨済宗寺院として中興し、足利義満公や義政公など数多の貴人も参詣(さんけい)されました。」とのことです。
とても古いお寺なんですね。
聖徳太子や弘法大師、金閣寺の足利義満、銀閣寺の義政、織田信長やスティーブジョブズなど数多くの貴人と縁があるお寺。
彼らと同じ地を踏んで、お庭を散策した、そんなことを思うと、少し感動しました。
【事前申し込み制の理由】
・関連リンク:事前申込方法|西芳寺(苔寺) (saihoji-kokedera.com)
苔寺の拝観は、基本、往復はがきで申し込みます。それには理由があります。
1970年代に苔寺周辺で「観光公害」が起こったそうなんです。観光客が押し寄せ、近隣の方の迷惑となったそうです。このころは「マイカーブーム」の真っ只中で、車の駐車や排気ガスの問題などが起こったそうです。
そのため「心静かにお参りいただきたい」という願いもあり、1977年より事前申込(往復はがき)による少数参拝制を実施しています。
京都にある他の「観光寺院」とは一線を画するお寺、それが苔寺なんですね。
三尊石(さんそんせき)もありました。三尊石は禅寺のお庭でよく見かけますね。これは、ご本尊様と脇侍を表しているそうです。苔寺のご本尊は「阿弥陀如来」なので、この「三尊石」は、阿弥陀如来様とその脇侍、観音菩薩様と勢至菩薩様を表しているように思いました。
今は、現存最古の枯山水といわれる「上段の庭」が、通常非公開になっています。上り下りする通路が壊れかけたり、滑りやすくなっているのがその理由だそうです。
下の写真↓↓↓は「上段の庭」と「下段に庭」の境にある「向上関」です。ここが「禅の修行の大一関」。ここを超えた先に、修行の場があり、49段ある階段を一歩、一歩登っていくんです。
この先が行けなかったのはちょっと残念でした。仕方ありません。「修行」ができる場所はここだけに限らず、は生きている限り「修行」ですね♬
僕の好きな「きのこ」も生えていました。苔の上に生えるきのこって、いいですね!
皆さんも是非一度、苔寺に行ってみませんか?
「観光寺院」ではなかなかじっくり味わえない「静寂」がそこにはありましたよ。
【苔寺(西芳寺)】
・HP:西芳寺|苔寺-Saihoji(kokedera) (saihoji-kokedera.com)
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